ハーメネイー最高指導者「全力で政府を支持する」(3)
2014年07月08日付 Iran 紙
http://www.khamenei.ir/より
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 革命最高指導者は、あるアメリカの政府系専門家が「イランとアメリカ」の和解は可能だが、「イスラーム共和国とアメリカ」の和解は不可能だと述べたことに触れ、「実に正しい指摘だ。なぜなら、アメリカはパフラヴィー時代の従属的イランとは何の問題もなかったが、しかし『独立と信仰、不正義への抵抗、そしてイスラームの連帯』を呼びかけるイスラーム共和国とは、敵対する以外にないからだ」と指摘した。

 イスラーム革命最高指導者は演説の続きで、国の責任者や幹部らに対しいくつかの重要な勧告を行った。

 最初の勧告として、同師は極めて重大な局面を迎えている地域・世界情勢に触れ、国のすべての責任者たちに対して「言葉の本当の意味で、われわれは歴史的な曲がり角に立っている。もしわれわれが力強くなければ、あらゆる者がわれわれに無理難題を押しつけてくるだろう。それゆえ、われわれはより強くあらねばならないのだ」と指摘した。

〔‥‥〕

 同師は国のすべての責任者に対する三つ目の勧告として、「自分の行動を革命の原則に基づいて整えよ。些末な問題にかかずらったり、揚げ足取りをしたりすることを慎み、人々の抱える問題の解決に意識を集中せよ」と強調した。

 革命最高指導者が国の責任者・幹部に向けて指摘した四つ目の勧告は、三権はともに同じ方向を向くべし、ということだった。三権の長が合同会議を開いたり、〔政府と国会、政府と司法権など〕二権の間で合同会議を設置して意見交換をし、互いに相談し合う場を活用したりすること〔‥‥〕などが、最高指導者の促した重要な点であった。

 革命最高指導者は続けて、政府の行動についてもいくつか勧告を行い、「私は政府を承認・支持している。私は自らのもてるあらゆる力を、政府への支持に用いるつもりだ。私は政府の高官たちを信用している」と強調した。

 同師は、最高指導者は人民によって選ばれた過去のすべての政府を支持してきたと指摘した上で、「これらの政府にはどれも、長所と短所があった。過去の政府に対する批判は専門的な形で行われねばならない。公衆の演壇〔※ミンバル:宗教指導者が金曜礼拝などで説教を行う「説教壇」の意〕での批判は、公の利益に適わない」と付け加えた。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、「もちろん、現政権に対する批判も、それがいかなるものであれ、公正かつ敬意をもったもの、同情の念から出たものでなければならない。揚げ足取りや、政府を痛めつけてやろうといった動機からは離れたものでなければならない」と語った。

つづく


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( 翻訳者:大麻高校出身者の会 )
( 記事ID:34722 )