ジャンナティー護憲評議会書記「ヘジャーブ問題を調査する強力な本部が必要」
2014年07月12日付 Jam-e Jam 紙


 テヘラン金曜礼拝導師はヘジャーブの分野で問題が存在することに遺憾の意を表明した上で、ヘジャーブ問題を調査するための強力な本部を立ち上げるよう要請し、「完全な権限と手段をもった人物が、この問題について対策を考えることが必要だ」と述べた。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、アーヤトッラー・ジャンナティーはテヘラン金曜礼拝での説教で、何年も施行されないまま、最近になって再び取り沙汰されるようになったヘジャーブ問題に関する文化革命最高評議会の議決について触れ、「この問題では、10〜20の機関が責任を負っているが、しかしそのどれも責任のなすり合いをしている」と指摘した。

 同師はヘジャーブの乱れに対する治安維持軍の対策に謝意を示した上で、ヘジャーブの乱れが見られるのは市街や通りだけに限られないと強調、次のように述べた。

私は行政の責任者たちに非があると思っている。というのも、彼らが監督している各機関では、ヘジャーブを守らせることが可能であり、職員らに対して仕事場や学校、病院、大学などでヘジャーブを身につけて就業するよう求めることが可能であるにもかかわらず、こうしたことがきちんと行われていないからである。

 同師は発言の別の箇所で、次のように述べた。

新たな状況のもと、ゴーサインが示され、『穏健』等の言葉が用いられることで、〔2009年大統領選後の抗議運動の結果〕排除されてきた一部の者たち、前科もちの者たち、刑務所行きになった者たちに、一つ一つ〔大学での教授職などに復帰するための〕道が開かれるようになった。彼らはもう一度〔要職に〕進出することができる、ポストを得ることができると希望を持つようになっている。

 ジャンナティー師はさらに、次のように続けた。

彼らは国の幹部を養成する責任を負う大学などの機関で、一部の者たちを自分たちのやり方で育成し、誰も自分たちを処罰できないように、状況を変えようと試みているのだ。

 同師はイスラーム教徒の後見人〔※ハーメネイー最高指導者のこと〕の強い主張にもかかわらず、78年ティール月18日の暴動〔※1999年7月9日に起きた学生らによる抗議運動のこと〕や88年の反乱〔※2009年大統領選後の抗議運動のこと〕で主要な役割を果たした者たちが登用されたり、〔‥‥〕88年の反乱で有罪判決を受けた者たちの復帰が試みられたり、〔‥‥〕信仰心篤き人々が解任されて、問題をもった者たちが登用されたりしている現状を批判し、「文化革命最高評議会で承認されなかったような人物が、いまだに大学の学長代理を務め続けていることは、同評議会や国会に対する反抗だ〔‥‥〕」と指摘した。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(ジャンナティー師、国会が科学技術相への問責案を退けたことを批判)
関連記事(軍、風紀を紊乱する者たちへの取り締まりで、支援の用意を表明)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:34749 )