臓器移植の順番待ちの患者、2万5千人にも及ぶ(2)
2014年07月17日付 Jam-e Jam紙

 実際問題、こうした患者たちにとって移植用の臓器が見つからないまま一日が過ぎ去れば、その分だけ、彼らは死に向かって一歩一歩近づいていくことになるのである。

 保健省の移植・特殊疾病課で透析治療問題を担当するハミード・レジラーニー氏は、ジャーメ・ジャム紙とのインタビューのなかで、次のように強調している。「移植用の臓器を待ち望んでいる人たちにとって、死の確率は一般の人々の3倍にも達する。それゆえ、こうした患者たちが可能な限り早く臓器移植手術が受けられるよう、国のすべての責任者と国民は協力する必要があるのである」。

脳死患者からの臓器移植は10%以下

 世界のどこに行っても、臓器移植には主に二つの方法しかない。生きているドナーから提供された移植用の臓器を手に入れるか、あるいは脳死患者から移植用の臓器を手に入れるか、である。

 レジラーニー氏によれば、現在イランで移植用の臓器を心待ちにしている患者のなかで最も多いのは、腎臓移植を必要としている患者で、骨髄移植、そして肝臓移植を必要としている患者がそれに続いているという。

 ここで考えなければならないのは、保健省の移植・特殊疾病課長の次のような指摘である。

もし移植用の臓器が国内の脳死患者のほんの2割から提供されれば、2万5千人分の移植用臓器すべてが確保される。ところがここで問題なのは、脳死患者の多くの臓器がそれを必要としている患者の手に渡らないことなのである。

 国内では年に5千件〜8千件の脳死が発生しているが、保健省の統計によれば、このうち臓器提供に役立てられているのはたった655件に過ぎないという。実際、現在われわれは1割以下の脳死患者からのみ移植用の臓器を受け取っているに過ぎず、その他の脳死患者の移植可能な生きた臓器は土の中に埋められてしまっているのである。

つづく


Tweet
シェア


つづきはこちら
関連記事(イランで臓器移植:非業の死を遂げた新婦の心臓、他人の胸の中で脈打つ)

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:KNMYT)
(記事ID:34840)