ガザ地区での《ジェノサイド》――前ハマース報道官は語る(1)
2014年07月22日付 Hamshahri 紙
http://paltoday.ps/
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ガザ内部との連絡は、ここのところ常にも増して困難になってきている。

ガザと電話連絡を試みること2日、ついに、我々は、イスラー・ムダッラルに電話インタビューすることに成功した。彼女は、ハマースの前・報道官であり、現在はパレスチナ国民融和政府において、外務省外交局長を務めている。

彼女が語る、ガザの戦闘地区における人々の状況を、そのままお読みいただきたい。

―現在のガザの人々の状況は、どのようなものか?

―ガザ地区の状況は、この言葉に要約できるだろう。すなわち、「戦争犯罪」であると。一瞬たりとも、家が、病院が、爆撃されないということはない。ガザ地区に住む世帯は、みな密集して住んでいる。そして、どの家にも、少なくとも11~18人が暮らしており、こうした家々を標的とすれば、おのずから、犠牲者と殉教者の数が瞬く間に増えるのだ。

[ガザ東部の]シュジャーイーヤ地区での虐殺の後、今度は、ザイトゥーン川でも虐殺が行われ、一度に11人が殉教した。2日前には、[ガザ地区中心部]デイル・アル=バラフにあるアル=アクサー国営病院[アル=アクサー殉教病院]も15発の砲弾の標的となった。ガザ市のアッ=シャファー治療センターに加え、ハーンユニスとラファフの二つの病院も、あらゆる世帯の家族全員の遺体の大半を引き取っている。

こうしたなか、医薬品や必需品が極度に不足している。シオニズム体制はガザの大半の地区を毒ガスの標的とし、この細長く広がる地域は北から南まで隈なく、占領軍の銃撃・砲撃の標的となっていると言えるだろう。我々は、国連からも赤月社国際委員会やユニセフからも何の援助も受けていない。多数の家族が被災し、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校に避難している。


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本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:34905 )