世帯主となる女性、過去15年間で2.5倍に増加
2014年07月23日付 Mardomsalari紙

 イラン統計センターは世帯主となっている女性に関する最新の報告の中で、こうした女性たちの数が過去15年間で2.5倍に増加したことを明らかにした。この報告はまた、世帯主となっている女性の数が最も多い州はテヘラン州とホラーサーン・ラザヴィー州で、最も少ない州はイーラーム州、およびコフギールーイェ・ブーイェルアフマド州であるとしている。

 メフル通信が伝えたところによると、今日女性が世帯主となる現象は世界中で増加傾向にあり、今や社会問題として取り沙汰されている。こうした女性たちは多くのケースで、文化的な差別や職業機会の制限、読み書き能力の欠如ないし不足、安定した収入の欠如、心理的・精神的な困難などの問題に直面しており、適切なサポートがない場合、社会にもコストを強いることになる。

 イラン統計センターは、世帯主となっている女性を3つのグループに分けている。第1のグループは未亡人となった女性たちや夫から離縁された女性たち、および生涯独身の女性たちで、第2のグループは一時的に夫が不在であるケース、そして第3のグループは病気や障害、老齢によって、夫が世帯主となることができないケース、である。

〔‥‥〕

 統計センターの報告が示すところでは、女性が世帯主となっている世帯のうち、一人暮らしをしている女性の割合は40.8%だという。また国内の各州の中で、世帯主となっている女性が最も多いのはテヘラン州で21万1236人、次いでホラーサーン・ラザヴィー州で9万8292人となっている。

 この報告はさらに、近年、単身ないし少人数世帯で自ら世帯主となりたいと考える傾向が、女性たちの間で増えていると指摘している。全体としてみた場合、世界の他の社会と同様、イランでも一人暮らしを好む傾向が増えており、この問題は経済的、社会的、文化的、心理的要因とも絡んでいる。

 多くの専門家らが考えるところでは、〔‥‥〕家族が依然としてもっとも重要な社会制度となっているイラン社会にとって、こうした生活の増加は危険な傾向だという。独身生活の増加は鬱病や個人主義、社会問題の拡大、家族を築いて子を儲けようとする価値観の衰退など、好ましくない結果をもたらすとされる。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:白糸台国際問題研究所)
(記事ID:34974)