女性問題担当副大統領「女性は好んで生涯独身を選択しているわけではない」
2014年06月24日付 Mardomsalari紙


 女性・家族問題担当の副大統領は、「われわれは貧困の女性化という現象に直面している」と指摘し、「この現象はとりわけ、世帯主となっている女性たちの間で見られる。麻薬中毒の女性化という現象に直面することのないようにしなければならない」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、シャヒーンドフト・モウラーヴァルディー副大統領は昨日、「麻薬撲滅週間」を記念して「福祉リハビリテーション大学」で開催されたシンポジウムの席上で、さらに次のように述べた。

現在、麻薬中毒に苦しむ女性の数は男性よりもはるかに少なく、麻薬中毒者の9.3%にすぎない。もちろん、夫の麻薬中毒が女性に多くの影響を与えており、妻やその子供たちは様々な家庭内暴力に晒されている。それゆえ、この問題には十分な注意を向ける必要がある。

 同氏はまた、〔‥‥〕「配偶者への暴力の65%、離婚の55%、子供への暴力の30%、殺人の25%、ケンカや暴力事件の25%は、麻薬の使用が原因となっている。他方、92年〔2013/14年〕には、麻薬中毒症状にかかった女性の死亡〔件数〕が、91年〔2012/13年〕に比べて16%増えた」と指摘した。

 同氏は続けて、「〔中毒症状から〕回復した〔元〕中毒患者の10~15%には住む家がなく、麻薬中毒患者の60%以上は麻薬を止めた後も、再び麻薬の濫用へと向かってしまう」と述べた。

 女性・家族問題担当副大統領は、「向精神薬を使用する傾向が女性たちに増えていることは、極めて懸念すべきことだ」と指摘した上で、「こうした状況下で、彼女たちが〔向精神薬の使用を〕隠したり、社会が麻薬中毒に陥った女性たちにレッテル貼りをしたり〔‥‥〕といった行為は、こうした女性たちが抱える問題をさらに深刻なものにしてしまうのである」と強調した。

 モウラーヴァルディー氏は続けて、「麻薬の常用、〔エイズのような〕特殊な疾病、そして危険な性的行為、これら三つは互いに連関しており、このことに十分注意を払う必要がある」と指摘した。

〔‥‥〕

 女性・家族問題担当副大統領は、女性の平均余命について触れ、「現在、〔‥‥〕われわれは世帯主の女性化という現象に直面している。90年〔2011/12年〕の国勢調査の統計によれば、イラン人世帯の12.1%が、女性が世帯主の世帯であった。これに対して、85年〔2006/07年〕の統計では、9.5%だった」と指摘した。

 同氏は続けて、「世帯主となっている女性が増えている原因の一つが、離婚数の増加である。これに加えて、結婚年齢の上昇と、大学を卒業した女性の増加によって、単身世帯の女性の数が増えている」と述べた。

 モウラーヴァルディー副大統領はさらに、「交通事故といった原因で未亡人となった女性の数が増えていることも、世帯主である女性の数が増えている原因の一つである」と語った。

 女性問題担当副大統領は「生涯独身主義」という用語には賛同できないと述べ、「女性たちは、生涯独身を選びたいと考えているわけではないと思う」と指摘した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:8410141)
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