革命防衛隊宇宙航空部隊司令官「シオニストの無人航空機の解析が開始」
2014年08月26日付 Jam-e Jam 紙


 イスラーム革命防衛隊宇宙航空部隊の司令官は、シオニスト体制の偵察用無人航空機が撃墜された問題に触れ、「この無人航空機は『ヘルメス』という機種で、域内にある国から飛来したものである」と言明した。

 革命防衛隊ニュースが伝えたところによると、アミールアリー・ハージーザーデ司令官はこの無人航空機が侵入し、撃墜された問題の詳細について説明する中で、次のように述べた。

土曜日、1機の無人航空機が革命防衛隊宇宙航空部隊の防空システムによって撃墜された。この無人航空機はシオニスト体制によって製造されたもので、ヘルメスという機種であった。同機は半径800キロメートルまでオペレーションすることができ、1回の給油で1600キロメートル移動することができる。

 ハージーザーデ氏はさらに、

同機の翼の先端から先端までの長さは5.5メートルで、中型であることがわかる。撃墜された無人航空機には前方と横を写すことのできる2台のカメラが装備されており、偵察目的で設計されているため、レーダー波を吸収し、追尾不可能である。

 と付け加えた。

〔‥‥〕

 同氏はまた、燃料が大量に残った状態でミサイルによって打ち落とされたため、同機は出火して破壊されたと指摘した上で、「同機の部品は無事に入手された。現在、これらの解析を行っているところである」と語った。

 同氏はさらに、この種の無人航空機はかつて、シリアで撃墜されたことがあったものの、今回の無人航空機はそれよりも進歩した型だったと指摘し、「この偵察用無人航空機のオペレーション可能距離が示すのは、同機が占領地〔=イスラエル〕から飛来したのではなく、同機の出発地は域内にある国だ、ということである。このことについてはすでに手がかりを得ており、現在調査中である」と説明した。

 同氏はまた、「革命防衛隊であれ、国軍であれ、我が国の軍は〔敵機の侵入の〕特定ならびに追尾について、完全な準備態勢にある。こうした行動が繰り返された場合は、侵略者は我が方の断固たる応答に直面するだろう」と指摘した。

 同氏はさらに、こうした侵略行為に対するイスラーム革命防衛隊ならびに軍の応答はどのようなものになるかとの質問に、「われわれにはあらゆる種類の応答を行う権利があると考えている」と述べた。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:35193 )