グラミー賞受賞者、テヘランに到着:世界的ミュージシャンのイラン訪問、解禁(下)
2014年10月14日付 Mardomsalari 紙

 ここ数年、クリス・デ・バーリチャード・クレイダーマン、ナーディル・アッバースィー〔※エジプトの指揮者〕、ムラト・ケキリ〔※Murat Kekilli トルコのミュージシャン〕、アルカーディ・ヴォロドス〔※ロシアのピアニスト〕などの海外のアーティストらによるコンサートがイランで行われる予定となっていたが、これらの上演はよく分からない理由により、これまで一度も実現したことはない。

喜多郎「イランの方々は《シルクロード》がお好きだと伺っています」

 テレビ・ドキュメンタリーシリーズ「シルクロード」の不朽のテーマ曲を作曲したクリエーターの喜多郎はテヘランに到着後、内務省の大ホールではこれまでとは一風変わったプログラムを演奏する予定だとの吉報を、今回行われる最新のコンサートの観客らに約束した。

 日本の有名な演奏家にして作曲家でもある喜多郎は、イランに足を踏み入れてすぐに行われたインタビューで、イランの観客のためにどのような上演を考えているのか尋ねたメフル通信の記者に対し、次のように答えている。「記者会見で必ず、コンサート上演の詳細について説明いたします。ただ今のところ、テヘラン公演では歌手は登場しないとだけ言っておきましょう」。

 彼によれば、彼のグループは目下準備に没頭しているところであり、演奏される音楽はイランの観客・聴衆には驚きと素敵なプレゼントとなるだろうとのことである。

 テヘラン訪問に興奮気味のこのアーティストは、次のように述べている。

イランの方々はドキュメンタリーシリーズ「シルクロード」をご覧になり、その内容とそこで流れていた音楽に、大変な親しみを抱かれてきたと伺っています。そうした聴衆のみなさんに向けてライブを行うことになっている私にとって、このことは非常に光栄なことです。イランの方々がこの種の音楽に親しみを持って下さっているというのは、私にとってとても興味深いですことですね。

〔‥‥〕



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:WTNBMS )
( 記事ID:35639 )