「灰色の結婚」—忍び寄る恐るべき現象について考える(2)
2014年11月10日付 Iran紙


根本的要因

 我が国には、こうした〔生活〕スタイルの拡大の背景となる要因がいくつか存在するが、世界が辿ってきた道筋との比較では、共通点はあまりない。

 シャリーフィー=ヤズディー氏はこのことに関し、「こうしたスタイルから利益を得ていたり、害を被ったりしているような人はいるのか」との問いに答える中で、次の点を指摘している。すなわち、西洋諸国の一部の識者らはかつて、社会はすでにモダニティの時代を過ぎて、ポストモダンの局面に入っており、そのため家族はもはやかつての意味を失うだろうとの結論に達した。しかしながらさまざまな研究や経験が示しているのは、社会が家族という制度を不必要とするようなことはないのである。
 
 このことに関し、西洋諸国は確かに新たな段階に入ったのだろう。それにともない、〔西洋諸国の〕若者には好きな人と自由に生活するという自由と可能性が用意され、かくして西洋ではこうした〔事実婚を容認する〕見方が広がっていった。

 というのも、第二次世界大戦後、個人主義の潮流が急速に勢いを増していったからであり、またリベラリズムの考えによれば、人は望む人とならば誰とでも一緒に暮らし、こうした暮らし〔を続けること〕ができなくなれば、いつでも別れる自由があるからである。

 こうして、西洋の人々はその後婚約期間の一部として、この「灰色の期間」を選択するようになり、その間に互いの気質や願望が合っているかどうかを見極め、もし合っているようなら、子育てや共同生活といったより重要なことを、一緒に経験しようという考え方をするようになったのである。

つづく




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:MRMYK)
(記事ID:35894)