「灰色の結婚」―忍び寄る恐るべき現象について考える(3)
2014年11月10日付 Iran紙

イランの若者が事実婚に傾く理由

 イランで「灰色の結婚」という現象が現れたのは、40年以上前のことである。その始まりはイラン暦1340年代から50年代前半〔西暦1960年代から70年代前半〕に、特にテヘランで見ることができるが、革命後急激に色褪せていった。しかし今再び、それは拡大に向かっているのである。

 この問題について頭に浮かぶのは、次のような疑問である。すなわち、この現象は我が国ではどのような形をとって進んでいるのだろうか。それは〔西洋諸国を〕模倣したものなのか、それとも経済的、文化的背景が存在するのだろうか。

 アリーレザー・シャリーフィー=ヤズディー博士は、この問題について次のような見方を示している。

ここ数十年で、結婚平均年齢が急激に上がっている。結婚をする気がまったくない、あるいは結婚する能力がない生涯独身者の人口比率が上昇する中、結婚式は費用のかかるセレモニーとなり、家族の扶養も費用がかかるようになってきた。

これらの諸問題が、社会におけるインフレ率や失業率の上昇といった問題と組み合わさると、次のような事態が起きることを予期しておかねばならない。すなわち、個人主義が若者の間で広がり、それに代わって彼らの〔社会への〕責任感が減少、正規の結婚という考え方にも影響が及び、結婚件数やその質も低下していく、という事態である。

〔‥‥〕

つづく




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:ちゃんぴの)
(記事ID:35895)