新疆ウイグル議会、公共の場での《顔を覆うベール》を禁止
2015年01月11日付 Hamshahri 紙


【ハムシャフリー・オンライン】新疆ウイグル議会は、《顔を覆うベール》が、ウイグル女性たちの同地域特有の伝統的な衣服ではないとの理由からこれを禁止した。メフル通信によれば、中国の新疆州立法議会はヨーロッパの一部の国々に従い、ウイグルの公共の場で、女性たちの《顔を覆うベール》の着用を禁じる法律を可決した。

この法律は昨年、新疆の首府であるウルムチの女性市民に対して制定されていた。今年に入り、若干の法修正ののち、同州[※ウイグル自治区]全土で施行されたのである。

新疆議会は、顔を覆うベールは、ウイグルの女性たちの同地域特有の、かつ、伝統的な衣服ではないとの理由付けをして、その着用を禁じた。

ウイグル族は、モンゴルやトルクメンにルーツをもつ人々である。この少数民族は、およそ100万人いるが、その多くが、スンナ派のイスラーム教徒である。

ウイグル族の90パーセントは中華人民共和国に住んでおり、その他は、カザフスタンとキルギスタンの国境地帯に暮らしている。

2003年の統計によれば、新疆州のウイグル人の数は、882万3000人余りにのぼるとされる。

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( 翻訳者:幽寂閑雅 )
( 記事ID:36538 )