衛星放送・携帯電話・インターネットの悪しき三角形(3)
2015年01月14日付 Jam-e Jam 紙

若者に関連した社会的病理として、我々の社会で最も多いのは何でしょうか。

そうした社会的病理の一つとしては、依存症が挙げられます。依存症という問題は、現代の若者らをひどく苦しめている問題の一つあり、残念ながら高等教育を受けている層も、そうでない層も、ひとしくそれに関わっています。今日、若者を最も脅かしている最大の問題は依存症であると言いうるかもしれません。

勿論、依存症といっても、さまざまな形態や種類があり、麻薬依存や高精神薬依存、さらにはある意味で仮想空間への依存とも言うべき、インターネットや携帯電話といったマス・コミュニケーションのための機器やプログラムへの依存もあります。行動上の習慣が著しく反復的になると、それは依存症と言えます。残念ながら、最近はこうした種類の依存症に若者たちが陥るケースが増えているのです。

依存症をはじめとする、多くの社会的病理の根源に位置する社会問題として、もう一つ、社会の多くの層を悩ませている失業問題を挙げることができるでしょう。

この二つの問題以外にも、社会的病理にカテゴライズされるもう一つの社会的無規律(アノミー)が存在します。しばしば社会一般で見聞きされる暴力行為や犯罪行為などが、それです。そして失業と依存症という二つの問題が、間違いなく、これらの病理の主な原因なのです。

失業と依存症は〔若者たちが〕目的を失い、将来の生活に対する特定の目標地点を見失う原因となっています。もし失業という問題に関心を払わなければ、将来、若者たちは〔‥‥〕遊びほうけて暇な時間を潰すために、様々な〔社会にとって非生産的な〕経験に手を染めることになるでしょう。


つづく


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( 翻訳者:Haruka )
( 記事ID:36691 )