武装強盗犯の最後の生き残り、処刑—「ゴルパーイェガーン事件」に幕(1)
2015年01月29日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメ・ジャム紙1面】5人を殉教させたゴルパーイェガーン事件の最後の生き残りが、昨日の夜明けに反逆罪(神への反逆行為)により、犯行を起こした現場にて、絞首刑に処された。

 ジャーメ・ジャム紙によれば、マンスールという名の死刑囚は、2人の兄弟とともに1384年〔2005/06年〕に犯罪集団を結成、貴金属店への連続強盗に手を染めてきた。彼らは今年のデイ月〔西暦12/1月〕に、高級車数台を武装強盗した後、エスファハーン州ゴルパーイェガーン県に入り、同市を逃走中に5人を殺害した。

事件の始まり

 本件の警察による捜査は、今年のデイ月6日〔西暦2014年12月27日〕早朝、武装強盗団がホメイン県にて警察官らに発砲したことがきっかけで始まった。警察官らはある車両に疑いを抱き、停車を命令、すると車内にいた3名が彼らに向けて発砲、3名の警察官に怪我を負わせた上で、窃盗現場から逃走した。

 事件が警察緊急センターに通報されたことを受け、エスファハーン州ならびにマルキャズィー州には〔警察による〕緊急配備が敷かれた。

 警察に追われていることを知った武装強盗犯らは、ある大学教授が乗っていた「ティーバー」車〔※イランのSAIPA社製の国産車〕に乗って、ゴルパーイェガーン方面へと逃走を続けた。ゴルパーイェガーン市の検問の近くで、警察官らがティバー車に不審を抱き、同車を停車させた。警察が後部座席を調べていたとき、ドライバー〔=大学教授〕は警察官に、車内にいる3人の同乗者の行動には疑わしい点があることを告げた。

※訳注:恐らくこの「大学教授」は小遣い稼ぎのために自家用車を「白タク」にして、犯人らを乗せていたものと思われる。

 警察官がティーバー車に乗っていた3人に、身分証を提示するよう求めると、彼らは警察官に向かって発砲し、そこから逃走した。武装強盗犯らは逃走の際、交通警察官のマジード・マフダヴィー大尉を殺害して殉教させ、ゴルパーイェガーンに侵入した。

つづく


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( 翻訳者:ウズベク語秀子 )
( 記事ID:36822 )