マルスの男性、ビーナスの女性、そして離婚!(3)
2015年01月28日付 Jam-e Jam紙

何故、離婚の低年齢化が起きているのか

 パルヴィーズ・ラッザーギー博士は若者の間で起きている、離婚の低年齢化の原因について、次のように述べている。

こうした問題が社会に生じてしまう第一の原因は、〔結婚生活に対する〕男女の期待値〔の高さ〕に求められよう。

かつて私たちの両親が結婚生活に対して抱いていた期待や想像は、今のようなものではなかった。彼らは男の世界はこのようであり、女の世界はそれとは異なるといったことを、生活の中で受け入れていた。もし彼らの生活に不満があったとしても、不足している点については目をつむり、生活を続けたものだった。離婚件数が少なかったのも、このような原因による。しかし、自身の配偶者に対する今日の若者たちの期待値は、30〜40年前のそれとは異なっている。

二つ目の原因は、未婚の男女がもっている知識や情報である。これらの情報は私たちの世代に、〔自身が持っている〕権利について教えくれる。彼らはこうした権利を手に入れなければならないと感じている。〔夫婦は〕互いに敬意を払わなければならない、基本的権利を確保しなければならない、〔妻が生活する上での〕費用を〔夫は〕支払わなければならない、家事を手伝わなければならない、等々の権利のことである。

彼ら/彼女らは自分の個人的権利のことをよく知っており、その一方でパートナーの精神的必要を埋めてやらねばならないことも知っている。男はああいう存在で、命令口調でいい、女は夫の生活をうまく管理しなければならない、といったようなかつての状況は今や通用しない。

離婚の低年齢化の第三の理由は、若年層に寛容さや忍耐強さが失われていることである。若者たちは互いへの忍耐力を失いつつあり、自身に認められた権利を理由に、「何故私が譲歩しなければならないのか」と主張するようになっている。

四つ目の理由は、性格の特徴の違いである。この違いは今の近代社会において、より多く観察されるようになっている。つまり、彼らは自身の性格の相違を気兼ねなく明らかにし、「私の世界はこうだ、君は君の好きなように考えればいい」と言うようになっている。

もう一つ、道徳的良心が現在の社会において減少してきているという問題もある。かつて存在した伝統的な家族観、つまり「離婚は家族の恥だ、離婚なんかしたら周りからなんて言われるだろうか」といったような考え方は、かつてと比べて色褪せてきている。かつてならば50人いる親族のなかで、離婚は1件程度だったものが、今では一家族8人中、1人は離婚する時代となっているのである。


Tweet
シェア


この記事の冒頭に戻る
関連記事(あるカップル、出自の違いを理由に離婚を請求:判事は異議)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:TSZK)
(記事ID:36888)