高等教育資格試験4日で発表、その結果は?
2015年03月20日付 Hurriyet 紙


大学入試センターは、同試験の結果を昨年は6日後に発表したが、今年は4日間で明らかにした。同試験で、198万7484人の受験者のうち、177万9850人の候補者が140点を超えた。136万9147人は180点を超え、学部入試試験(LYS)に通過する権利を手にした。受験者の 89.5%が140点以上、68.89%が180点以上をとった。高校最高学年で44.12%の受験者が140点以上をとった割合が88.32%になった一方、180点以上をとった受験者は66.94%になった。

試験が発表された最初の数分で、数名の受験者の試験結果証書に、受験日が2014年3月15日となっていた。大学入試センターは、責任者がこれが1分の技術的不備であり、修正したと発表した。

180点で同試験を突破した受験者の数は、昨年と比べて8~10万人の間で落ちた。試験の後わずか20%が公開されていた問題のすべてが、インターネットで10日以内で候補者がアクセスできるようになった。ヒュリエット紙のために同試験の結果にコメントした識者が、特にトルコ語のテストでの能力不足に注目した。

■4万2062人の学生が0点をとった

ジェリル・ヴァルダル-最終指導コーディネーター
4万2062人の学生が0点をとった。今年学部入試試験への通過者は6%減少した。 昨年この割合は73%だった。これが今回は67%になった。トルコ語では、ALES(研究職、大学院志望者試験)とKPSS(公務員試験)のようなタイプの、長い設問で時間をロスし、トルコ語での得点率は低下した。数学では、とても入り組んだ設問があり、一分そこらで解けるようなものではなかった。合格点ぎりぎり、または得点が低い受験者は学部入試試験で出す結果で、高等教育資格試験での失点を補いうる。

■ジハン・イェシルユルト 自然科学指導コーディネーター

平均点は昨年に比べて落ちている。トルコ語の今年の平均は丁度3点下がった。40問の中でこれは大きな数である。トルコ語の問題は、受験者も難しかったとの認識を示した。数学でも点数は低下した。今回は、例年より難しい試験であったと見られる。理科は、簡単になったとのことだ。

■明らかに平均点は低下した

サリム・ウンサル-文化予備校指導コーディネーター
生徒はトルコ語と数学で時間を取られたと言っていた。結果もそれを示している。トルコ語で40の問題での正答率は昨年19問だったが、今年は15.9問に落ちた。数学では、この割合が6.5問から5.4問に減った。つまり、少ない正解でより多くの点を稼いだのだ。通過した生徒たちは、過去に比べて能力不足が見られる。この理由は、平均点の低下で180点のボーダーを越えるために解く必要がある問題を20%以下の受験者が取り組んだためだ。全問160の問いのなかで学生は30~40問の正解に集中した。点数よりも順位が重要である。学部入試試験で受験者はこの順位を有利に変えることがあり得る。なぜなら、この試験を受験する生徒の数は減るからだ。

ブラク・クランチュ 大学選択センター長
正解の数値を見ると、理科でいい点をとった学生は昨年に比べて増加した。数学、トルコ語、社会科では減少した。180点ラインでは今年は8万から10万人の減少が見られる。これは、定員オーバーの問題が起きている学部を困難にしうる。

■チャンピオンは未発表だが、結果票によると一位を取ったのは
ブラク・アルナルプ(イスタンブル男子高校、YGS2で一位)
「トルコ語で5個、社会科で5個 の間違いがあり。ほかの科目のすべての問題は正解でした。研究者になりたいです。ボアジチ大学に行きたいです。問題の質はよくありませんでした。トルコ語と社会科は難しかったのですが、それ以外は簡単でした。社会生活も問題ありませんでした。11年生の時に塾に行きました。重点的に12年生の時に勉強しま した。今は休憩中です。後で、LYSに向けて準備を続けます。

メフメト・エネス・アルジュ(サマンヨル科学高校、YGS-1,-YGS-3, YGS-4, YGS-5,YGS-6で一位)
160の質問で合計7つの間違いがありました。トルコ語で3つ、社会科で2つ、理科で2つの間違いがありました。数学は満点でした。一日に300題解きました。週に一日、やりたいことをして過ごしました。目標はイスタンブル・ジェラフパシャ大学の医学部か、コチ大学の医学部です。理科で難しい問題がいくつかありました。トルコ語の問題は、緊張して疲れました。YGSはすべての結果ではありません。LYSがもっと大事です。イズミル科学高校の同窓のディラン・アタルとクラスメートのスエダ・シャンルはトルコの第二位になった。アタルはYGS-3とYGS-5で、シャンルはYGS-4で同じ順位となった。

■デミルから別れのような発表

前年までは試験結果を発表する際に、数値だけを公表していたÖSYMは、今年「言葉」を変えた。試験結果を短期間に発表したのには「献身的な作業と集団的精神」が作用したのが明らかにされた。4年間励んだ作業を説明した発表は、5月29日に任期を終えるアリ・デミル教授の「別れのメッセージ」と捉えられた。高等教育機構から文部省へ送られた3人のリストの一人目にオメル・デミル教授の名前があった一方、アリ・デミルの名前は無かった。

■女子生徒は男子生徒より成績が良かった

試験を受けた生徒の46.4%は女子で、53.96%は男子であった。試験で140点以上を取った女子生徒の割合は92.08%だった一方、180点以上を取った女子生徒は72.26%だった。男子生徒はというと、140点以上を取った生徒の割合は87.4% だった一方、180点以上を取った生徒の割合は66.1%だった。

大学入試センターは、平均の正答数も公表した。「全ての受験者」と「高校最高学年の受験者」として発表された数字では、理科のテストの点数の低下が注目を引いた。

2015年の高等教育資格試験で正答数が「全ての受験者と高校の最終学年のレベル」で発表された。最も多い正答数はトルコ語で、最も少ない正答数は理科で、全ての受験者は平均で、トルコ語で15.8問、社会科で10.7問、基礎数学で5.2問、理科で3.9問で正解した。高校の最終学年の平均ではトルコ語で15.9問、社会科で10.4問、基礎数学で5.4問、理科で4.6問で正解した。

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( 翻訳者:矢加部真怜 )
( 記事ID:37197 )