レジェップ・タイイプ・エルドアン大統領は、先週、トルコ南東部の都市スィイルトで聖コーランを手にして言った。
「私はコーランとともに育ち、コーランとともに暮らしている。」
同大統領はこの演説で、次の選挙での与党《公正発展党》への人々への支持を求めた。
エルドアンのこうした言動に対し、野党《共和人民党》と《民族主義者行動党》の国会議員らは、トルコ国会において彼を激しく非難した。共和人民党のイスタンブール選出議員で、過去には、トルコ宗務庁のメンバーでムフティー[同庁宗教指導職員]でもあった、イルハン・オズケス[※イフサン・オズケスの誤りか?]は、上記エルドアン発言の数時間後にこう述べた。
「コーランとともに育ち、コーランとともに暮らしている、と言う者は、聖コーランがその教えの中で、盗みや賄賂、財政的腐敗、圧政をハラーム[宗教上の罪・禁忌] としていることを知るべきだ。」
同議員は、さらに、こう付け加えた。
「コーランとともに暮らしているという者は、神の命令に背くことなく、それを守らねばならない。」
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( 翻訳者:画龍点睛 )
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