口約束だけで都市周辺のスラム街の居住者たちの問題が解決されることはない(6)
2015年05月27日付 Jam-e Jam紙


 ここで忘れてはならないのは、大都市における富の不均衡な配分が、スラム街問題を助長させている要因のひとつだということである。というのも、福祉や衛生、開発などの機会がすべての市民に〔等しく〕提供されていないような場合、インフラの整わない小都市に居住する人たちは、大都市に移住することを選択するようになるからだ。

 しかし、彼らには経済力も必要な専門的技能もないために、都市の周辺に広がるスラム街へと追いやられてしまうのである。

 指摘しておかねばならないのは、「深慮と希望の政府」〔※ロウハーニー政権のキャッチフレーズ〕の関係者たちがスラム街の住民たちの問題の解決について口にしたのは、これが初めてではないということである。

 というのも、昨年エスファンド月初め〔西暦2015年2月下旬〕にも、保健相が40万人の人口を抱えるガルチャク県とピーシュヴァー県には病院用ベッドがひとつもなく、約45万人が暮らすヴァラーミーン県には病院用ベッドがたったの120床しかないと述べたからである〔※いずれの県もテヘラン州内の県〕。しかもこれらのベッドは、物理的に適当なスペースがないため、築35年の「ジハード・ビル」に設けられているのである。

 1000万人以上もの人口に達してしまった国内のスラム街居住者らの問題を解決するためには、国民的意志と長期的な計画が必要であり、それに加えて、大都市の範域を正確に確定して、〔国内の〕すべての地区に都市としてのインフラが平等に配分されるようにする必要があろう。

 それはさておき、強調しておかねばならないのは、言葉遊びではスラム街居住者らの問題を解決させることはできない、ということである。スラム街現象は〔現実の〕問題であり、スラム街居住者の居住地を無認可の住宅地に認定しても、その問題が解決されるわけではないのである。私たちに必要なのは「言葉の生産」ではなく、「対策の生産」なのである。

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(翻訳者:KWNK)
(記事ID:37765)