極東で躍進する「トルコのアリババ」
2015年05月21日付 Milliyet 紙


アジア市場で最近、3年前に設立したLazada社を13億ドル規模の企業に押し上げたイナンチュ・バルジュ氏のことが話題となっている。「トルコのアリババ」として言及される28歳のバルジュ氏の狙いは、4千人規模の世界的ブランドを作り出すことである。

世界の経済界で、以下のような一連の事柄、つまりソーシャルメディアやネット・ショッピングの企業が創業2,3年にもかかわらず、どのようにして国の経済をしのぐほど、急速に成長することができるのか、議論されている。

サバフ紙のケリム・ウルケル記者の記事によると、何十億ドルもの資金を持ち、数千人もの従業員を抱えるこの種の企業キャラバン(集団)に最近仲間入りしたのは、一人のトルコ人である。28歳のイナンチュ・バルジュ氏は自身の会社Lazadaを設立してからまだ3年にもかかわらず、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、ヴェトナムで、注目されるようになった。中国の「アリババ」とアメリカの「アマゾン」を合わせたようなLazadaは、2012年3月の設立にもかかわらず、正しいビジネスモデルで、すでに、取引高13億ドルに引き上げた。

■一台の電話機とともに始まった

Lazadaグループの共同設立者であるイナンチュ・バルジュ氏は、最近アジアで最も注目される企業家そして経営者の一人である。マニラに本社を置くLazadaのフィリピンCEOである、若い企業家の(サクセス)スト-リーは、マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのCEOスティーブ・ジョブズ氏のサクセスストーリーを必要とさせないほどのものである(彼らのストーリーに匹敵)。私立のコチュ高校を卒業後アメリカに渡ったバルジュ氏は、インディアナ州の有名なパデュー大学で学んだ。

月面に一歩をしるしたニール・アームストロング氏から、ノーベル賞を受賞した鈴木章氏まで、またエジプトの元首相エッサム・シャラフ氏まで、世界に方向を示す多くの有名な人材を輩出したパデュー大学で、ダブル・メジャーでまなび、インダストリアル・エンジニアリング(生産工学)と経済学の学部を修了したバルジュ氏であるが、彼のとても輝かしい教育歴が、そのキャリアにおいても糸口(ヒント)を与えている。

バルジュ氏はその後のプロセスを以下のように説明している:「アメリカの後ロンドンで野村インターナショナル、オディン・ファイナンシャルと言った大企業の合併・買収部門で働いた。ある晩かかってきた電話で(新たな人生の)プロセスが始まった。あるドイツ人投資家グループが2時間以内にホテルで会いたいといってきた。私は仕事を途中で投げ出し、地下鉄で示された住所へ向かった。Lazadaの種は、その面談のときに蒔かれたのだ。ドイツ人らはアジアで設立予定のネット・ショッピング会社のトップにわたしが就かないかと提案した。」

■マニラが転機となった

バルジュ氏が決断するにそれほど時間はかからなかった。翌日働いていた会社を辞めたバルジュ氏は、3日後にはもうマニラにいたと語っている。東南アジアに初めて行った若い企業家は次のように話した:「初めて会社を立ち上げることを行いました。2年で会社は12億5千万ドルの評価額に到達した。従業員は4千人となった。狙いは世界的ブランドとなることである。そのあとでトルコに会社を設立することである」

■5億5千万人の顧客がいる

東南アジア最大のE-コマース(電子商取引)であるLazadaを、アリババやアマゾンの融合体(ミックスしたもの)と考えるバルジュ氏は、5億5千万人規模の人々をターゲットにしていると語った。13のカテゴリーで日に200万点以上の商品を販売している会社は、輸送においても成長しているようだ。イナンチュ・バルジュ氏は「Lazada Expressにより、この地域で最も重要な物流会社の一つになった。わが社は5か国に進出しています」と述べた。

■大企業がお金を投資した

26歳で設立したLazadaの経営にいまだ携わっているイナンチュ・バルジュ氏は、若い年齢にもかかわらず、こうした取り組みのために必要な勇気を、ドイツのRocket Enternetと言う会社の経営陣から得たと語った。バルジュ氏は「現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの多くのファンドや企業から投資を受けている。シンガポールの公的資金であるTemasek、アメリカのJP Morgan資金管理会社、Tesco、Investment AB Kinnevik、Summit Partnersをはじめとして、10の大企業から5億ドル以上の資金を集めた」

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:37772 )