ギュル元大統領夫人も本出版―ただし、カイセリ料理の本
2015年06月20日付 Hurriyet紙


第11代大統領アブドゥッラー・ギュルの顧問アフメト・セヴェル氏が著した回想録が話題となったのに続いて、ギュル大統領の夫人も1冊の本を出版した。ハイリュンニサ・ギュル夫人は、カイセリ料理のレシピが掲載された本を著した…。

アブドゥッラー・ギュル第11代大統領の妻、ハイリュンニサ・ギュル夫人は、故郷カイセリの台所のレシピが掲載されたレシピ本を出版した。伝統的なカイセリ料理の特徴的なレシピに現代的な提案が加えられたギュル夫人の「トカナ(台所の中央アナトリア方言)から食卓へ カイセリ料理」と題した本は、アルファ出版から出版された。

ギュル第11代大統領は、2010年にカトメル(薄い生地から作る菓子)を作ったハイリュンニサ・ギュル夫人とともにカメラの前でポーズを決めた際、夫人の料理が恋しいと、次のように話していた。
「実はハイリュンニサ夫人の料理はとても美味しい料理をしていたのです。大統領に就任すると、それが一番懐かしいものの1つとなりました。『料理をしないのか、忘れてしまうよ』と言っています。」

■「夫人の貢献は偉大」

しかしハイリュンニサ・ギュル夫人は、夫の7年間の任期中、大統領公邸にアナトリアの料理文化を反映させようと努めた。アブドゥッラー・ギュル大統領が去年任期満了に達した際、大統領秘書官のムスタファ・イセン氏は記者会見を行い次のことを強調した。
「我々の大統領公邸の台所は、大体西洋料理の範疇のスタンダードな料理が提供されることのほうが多い場所です。おそらくここの歴史上初めてアナトリアの料理は、当時の場所で、すなわち常にここで頻繁に出されるカイセリ料理がカイセリの台所という場所でではなく、若干(当時の大統領公邸のあった)チャンカヤに持ってくることができる形で新たに作られ、これらのメニューに加わりました。その数は全く少なくありません。そこには夫人の貢献が非常に大きいのです。」

■女王にマントゥ

ハイリュンニサ・ギュル夫人は、「トカナから食卓へ カイセリ料理」の前書きで、料理文化は国を紹介する際非常に重要であると述べており、夫の大統領在任中にトルコを訪問した各国の首脳やその伴侶を伝統的なトルコ人のホスピタリティでもてなしたと述べ、大統領府のメニューについて次のように記している。
「大統領府のメニューにはアナトリア各地から、黒海から地中海まで、エーゲ海から東南アナトリアまで、あらゆる地方からレシピが頻繁にあった。私達はカイセリ出身なので、もちろん、カイセリ料理は常に特別だった。」
ギュル夫人は、前書きでイギリス女王エリザベス2世にス・ボレイ、アメリカのオバマ大統領にイチリ・キョフテ、イタリアのナポリターノ大統領とその夫人にはネヴズィネ(菓子の一種)が振る舞われ、オランダ女王ベラトリクスにはマントゥが振る舞われたと記している。

■94のレシピ

ハイリュンニサ・ギュル夫人は、料理の提案の中で伝統的な材料と現代的な材料がともに使われているのが特徴だとして、次のように続けている。
「カイセリの有名なテプスィ・マントゥは特製の小さな銅製のトレイ(テプスィ)で客人に提供された。ヤーラマ(ピザの様な生地とひき肉の重ね焼き)もまた特製の小さな型で更に小さく切り分けられて振る舞われた。」
スープからメインディッシュ、ハムル(練粉生地)料理からデザートに至るまで、94種類のレシピが掲載されたハイリュンニサ・ギュル夫人の著書に載っている写真は、エムレ・バシャク氏らのチームが撮影した。同書のレシピはすべて、ギュル家のカイセリ出身の料理人、ヒクメトさんと同家の他の料理人たちによって作成された。

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:37917)