国家賠償金本部副本部長「婚資金はきちんと支払われるべきもの」(2)
2015年07月02日付 Mardomsalari紙

 同氏は離婚件数が増加傾向にあることに懸念を示した上で、「結婚式では、年長者たちは生まれた年を婚資金の額として設定する〔※〕のは控えるべきだ」と訴えた。

※訳注:例えば、イラン暦1365年(西暦1986年)生まれの女性に対し、金貨1365枚を婚資金として設定する、といったやり方のこと。インフレの激しいイランでは、金貨「自由の春」(8.33グラム金貨)が婚資金に設定される傾向にある。現在、「自由の春」は1枚約3万円。よって、1365枚が婚資金として設定されると、夫は妻に約4千万円の負債を抱えることなり、この額を支払うことができないと、妻が訴えた場合、夫は債務不履行で刑務所に収監されることになる。婚資金は婚姻契約を結ぶ際に決められ、通常夫が妻と離婚する際に、夫から妻に支払われる。

 サーリー氏は、「離婚式」なるもの〔が近年、若い男女によって行われているの〕はまったくの悲劇だと指摘した上で、「残念なことに、離婚式なるものが行われているのを、一部で目にする。こうしたことは、我がイスラーム社会に相応しいことではない。もっとも忌むべき神のハラールを祝うというのは、実に危険な兆候だ」と言明した。

 国家賠償金本部の副本部長は、離婚の重要な原因の一つとして、「見栄の張り合い」があるとした上で、次のように指摘した。

ときに妻が〔親族や友人に対して〕見栄を張るために〔結婚式や結婚生活に〕多額の費用をかけることがある。夫はこのような法外な費用をまかなうことができず、その結果〔夫婦間の〕不和の遠因が生まれ、離婚へと至ってしまうのだ。

 同氏は、統計によると過去2年間で離婚件数が16%増加しており、経済的な圧迫が離婚に大きな影響を与えていると指摘した上で、「イスラームの教えや文化の活用によって、我が国の社会が抱える社会的、経済的、文化的問題の多くは解決される」と言明した。

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(翻訳者:MSK)
(記事ID:38123)