エルドアン大統領、クルド問題解決プロセス挫折とHDP議員特権はく奪に言及
2015年07月28日付 Cumhuriyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、中国訪問に先立ちエセンボア空港で会見した。「国家の統一と絆を傷つけるものたちと、(クルド問題)解決プロセスを継続することは不可能だ」と述べたエルドアン大統領は、次のように述べた。

■「解決プロセスの継続は不可能」

解決プロセスを始めたころを思い出し、今の状況を考えてもらいたい。解決プロセスは、政府からの真摯な呼びかけだった。それを快く思わない人々がいた。最近の選挙、3月30日の選挙の運動のなかでは解決プロセスが悪用されたのを目にした。解決プロセスには答えてもらえなかった。その後の選挙の動向をみると、解決プロセスが損なわれたことがはっきりした。もはや、そこには一つの現実がある。国家の統一と絆を傷つけようとするものたちと解決プロセスを継続することは不可能だ

私は、明確に解党措置には反対だ。しかし、当該の党の責任者らはその代償を払わなくてはならない。国会議員の特権という保護をはく奪するという形で、「我々はあちらこちらに繋がっている」というものたちに、そうした発言の代償を払ってもらわねばならない。我々は、真に(話し合える)人間と交渉をしたいのだ。代理人らとかかわっている意味はない。議会は必要な措置をとるべきた。もしテロ組織とつながっているというのなら、その代償を払ってもらいたい。

■解決プロセスは、続く

「都会の町でも、地方の町でも、村でも、どこであろうとも、国のすべての場所に国家は存在する」とのべるエルドアン大統領は、「国家は、その存在の全ての可能性をつかい、それを明かにしていく。このプロセスは、いま、ここで始まった。このプロセスを、いかなるサボタージュも許さず、継続する」と述べた。

エルドアン大統領は、「今日、NATOの臨時会議がある。NATOが、自らに課せられた義務が何であれ、それを遂行する準備がある、と表明するものと信じている」と述べた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:38303 )