専門家「ムッラー・オマルの死はターリバーン勢力の崩壊をもたらすだろう」(2)
2015年07月30日付 Jam-e Jam 紙

--和平協議の第二ラウンドが金曜日(明日)〔=7月31日〕にも行われる予定であると言われていますが、今回のニュースはこの協議にいかなる影響を及ぼすでしょうか?

実のところ、パキスタン政府はどんな方法を使ってもターリバーンを交渉のテーブルに就かせるよう求める、アメリカ政府の厳しい圧力下に置かれている。他方、ムッラー・オマルの死亡ないし殺害に関する問題がこの時期に流されたのには、協議のプロセスに対するこの情報の影響の程を確認できるというパキスタン側の事情もある。

ムッラー・オマルの死亡が確認された場合、ターリバーンに対する統制でのパキスタンの役割はより大きなものとなるだろう。おそらくパキスタン政府は自己評価において、これ以上アメリカに抵抗することは不可能だということに気がついており、そのためターリバーンの一部〔の首にくくりつけられたロープ〕を自分たちの側に引いて〔統制を強めて〕いる。その一方で、アフガニスタン内戦が今後も続くようにするため、他の一部をダーイシュに加わるようそそのかしている。


--現在ターリバーン内部で対立が生じている状況で、ムッラー・オマルの死亡情報はこの組織の傘下にある各勢力にいかなる影響をもたらすでしょうか。特にターリバーンは最近になって多大な成功を収めて、アフガニスタンの領土の一部を占領しています。

この情報が確認された場合、まず第一にターリバーンの指導者、つまりムッラー・オマルの後継者をめぐる議論が活発になるだろう。そうでなくとも、クエッタ評議会とカタール・グループ、すなわち〔ターリバーンの〕政治部門(タイイブ・アーカー率いる組織で、彼は最近になってイランを訪問した)の間には確執が存在する。

他方、ムッラー・オマルの息子とその他の派閥、例えばターリバーンのナンバーツーであるムッラー・マンスールとの間にも、確執が存在する。この情報が確認されることは、〔ターリバーン内部の〕角逐や対立の激化を意味するだろう。

このようなわけで、新たな人物が〔指導者として〕選出されるのに伴い、高い確率でターリバーンの一部が他の組織に合流するのを、われわれは目にすることになるだろう。そうしたなかで、資金力や装備が整っていることに注目するならば、ダーイシュがその他の組織よりも〔ターリバーンから分離したメンバーを自らの勢力に迎える〕チャンスが高いだろう。

つづく


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( 翻訳者:OS )
( 記事ID:38442 )