アル=フーシー氏「サウジ政府は南イエメンの分離を画策している」(2)
2015年07月28日付 Jam-e Jam 紙

 同氏はまた、「子供や女性に対するサウジ国家の野蛮な攻撃、そして罪なき人々の虐殺の後、各階層に属する〔イエメン〕人民の多くが革命組織や人民動員組織に加わった」と語った。

 アル=フーシー氏はアデンについて、次のように述べた。

アデンはその地理的位置により、サウジアラビアにとって極めて重要な都市である。なぜならば、アデン港、そしてバーブルマンデブ海峡へのアクセス〔の確保〕および監視は、サウジアラビアおよびイスラエルにとって〔戦略上の〕要所とみなされているからだ。

サウジ体制が戦争を始める前、アデンではアンサールッラー、〔イエメン〕軍、および人民勢力と、タクフィール主義組織アル・カーイダおよびマンスール・ハーディー配下の勢力の間で、絶え間なく衝突が起きていた。

サウジが戦争を始め、〔マンスール・ハーディーを〕露骨に支援するようになって、衝突が激化するようになった。サウジ政府が南イエメンの分離を狙っているのは明らかだ。すでに指摘したように、〔アデンの〕地理的位置、そして公海へのアクセス〔を確保すること〕は、サウジアラビアにとって重要な問題とみなされているのだ。

サウード家による〔マンスール・ハーディーへの〕武器・情報支援は、これまでのところ〔マンスール・ハーディー一派による〕アデン市の占領をもたらしてはいない。イエメン南部に位置するアデンの状況は変わっておらず、戦闘は4ヵ月前から続いている。

現地筋によると、アデンが〔アンサールッラーの手から〕失われたといったメディア上のプロパガンダはサウジ政府による虚偽であり、イエメンへの攻撃における自らの失敗を覆い隠すためのものだ。指摘しておかねばならないのは、過去数日間でのテロ分子の死者数は700名を超えており、200名近くがアンサールッラーの捕虜となっている、ということだ。

つづく


Tweet
シェア


この記事のつづきはこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:SKM )
( 記事ID:38447 )