メディアは占い師を信じたが故の結末を描き出すべきだ(2)
2015年08月05日付 Jam-e Jam紙

 ケイハーンニヤー博士はまた、占い師に傾倒するもう一つの原因として、人生の苦境に対して人びとがあまりに無力であることを挙げ、「こうした人たちが自分の行動を理解・統御する力が欠けていたりすると、自らを慰めようとごく簡単に占いへと流されてしまうのである」と指摘する。

 同氏は次のように続ける。

教育を受けた人びとがこうした空間に入り込んでしまう理由としては、主に2つの理由が考えられる。一つは占い文化であり、もう一つは家族の役割である。家族が占いに関心を抱いていたりすると、子供も小さい時からこれを信じるようになる。両親は子供にとってもっとも強力でもっとも影響力のある、かつもっとも身近なモデルであるため、たとえ教育があったとしても、やはりその子供も占いへとなびいてしまうのである。

 ケイハーンニヤー博士によれば、母親がしょっちゅう占い師のもとを訪れたり、卵を割ったり〔※1〕するような家庭で育った子供は、将来母親と同じような行動を、よりエスカレートさせて継続させる可能性があるという。

※訳注:不幸の原因となる「邪視」を送っているのが誰かを特定し、邪視による災いを遠ざけるためのまじないのこと。邪視を送っている可能性のある人物の名前を挙げながら、指で卵に圧力をかけ、卵が割れたときに名前の挙がった人物が邪視を送っているとされる。卵は通常指の圧力だけでは割れないので、その人物の邪視の力が卵に乗り移って、卵が割れると信じられている。

 同氏は、こうした現象を解決させるためには長期的な文化作り(意識改革)とテレビ・ラジオ・新聞での取組みが必要だとし、次のように指摘している。

各メディアはこのような馬鹿げた行為に対して闘いを挑み、占い師を信じたが故の結末を、社会に対してしっかりと描き出すべきだ。なぜなら、占い師が調合した薬の多くによって、現実に人びとが病気になっているからだ。

実行可能かつ非常に重要な第二の取り組みは、こうした人びと〔=占い師〕との闘争に打って出ることである。彼らは「思考の密売人」なのであり、迷信に基づく信仰によって、社会を悪用している〔=一般社会から不当な利益を得ている〕のである。この分野での警察による取り締りは断固たるものであるべきであり、こうした連中を〔拘束から〕2ヵ月程度で釈放するようなことがあってはならない。


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(翻訳者:KND)
(記事ID:38465)