革命最高指導者「アメリカの影響力浸透を許したりはしない」(2)
2015年08月18日付 Jam-e Jam 紙
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はさらに、次のように指摘した。
「イスラーム地域、特に戦略的に重要かつセンシティブな西アジア地域で抑圧諸国が企てている謀略をしっかりと認識し、それと闘うための計画を練ること」が、今日「神のために闘うこと」の客観的な一例として挙げられよう。この闘争には、「防衛的な対決」と「攻撃的な対決」の二つが含まれている。
イスラーム革命最高指導者は、地域における過去百年間の抑圧諸国の陰謀の数々に言及し、さらに次のように述べた。
「イスラーム地域における抑圧諸国の陰謀には、長い歴史があるのも事実だ。しかし、こうした圧力や陰謀の数々は、イランでイスラーム革命が勝利を収めて以降、激しさを増した。それは、この〔イスラーム革命の勝利という〕経験が他の国々で繰り返されないようにするためなのである。
イスラーム共和国は常に制裁の標的となってきた
同師は、「イスラーム共和国体制は35年前から常に、さまざまな脅迫行為や制裁、安全保障上の圧力、各種の政治的陰謀の標的とされてきた。イラン国民は、こういった圧力にはすでに慣れっこになっているのである」と指摘した。
イスラーム革命指導者はさらに、「もちろん、西アジア地域における敵の陰謀は、数年前にアフリカ北部で始まったイスラーム覚醒運動後、敵側の動揺が原因で激しさを増すようになった」と述べた。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、「敵は、イスラーム覚醒運動は鎮圧可能と考えていたが、この運動は鎮圧可能なものではなく、依然として続いている。それは遅かれ早かれ、自らの真の姿を現すだろう」と述べた。
同師はさらに、アメリカ合衆国を筆頭とする覇権体制は「敵という概念」の客観的な外延であり、その完璧な具象であるとし、「アメリカには人間的倫理のかけらもない。彼らはなんの躊躇もなく、表向き美辞麗句を並べ、笑みを浮かべながら、汚らわしき犯罪行為に手を染めているのである」と強調した。
つづく
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( 翻訳者:KK )
( 記事ID:38589 )