息を吸うのも禁止!―ダーイシュが導入した驚くべき法律の数々(7)
2015年08月19日付 Jam-e Jam 紙

 女性に関してダーイシュが定めた法律の中には、女性は椅子に座ってはならないというものもある。また、目を隠さない女性たちは24金を1グラムを支払わねばならない。ダーイシュの法律で女性が椅子に座ってはならないのは、女性の後に男性がその椅子に座るかもしれないからだ。ダーイシュの立法者の見方では、女性が男性の医師のもとを訪れるのも違法だという。

 このリサーラでは、洋服のブティックや美容院は悪魔の所業であると述べられている。テロ組織ダーイシュは女性の服装に関して驚くべき規則を制定する一方、女性がダーイシュ流の服装を守らなかった場合は、女性自身が彼女たちに噛み付くよう、女性に命じている。

〔‥‥〕

ダーイシュの監視下の服装

 ダーイシュ勢力下に住む人々にとって、服を着ることにも特別な法律がある。

 この国の法律によれば、ジーンズは汚らわしい服装である。〔‥‥〕ジーンズだけでなく、ショーウィンドウに女性用の服を展示したり、婦人服の売店で男性が働くことも問題となる。

 この組織の指導者たちから時折出される手引書には、男女それぞれに特別な法律が示されている。例えば、女性たちの着る服装は不信仰者の男女が着るようなものであってはならない。何故なら彼らは、これらの国々〔=イラクやシリア〕を支配していたかつての政府が認めていた通常の服装を、不信仰者たちの服装だと見なしているからだ。

 自分の服の裾上げをしようとする者たちに12ドルの支払いを課すことも、ダーイシュが導入した法律の一つである。それは人びとの身体を監視下に置こうとする試みとしてであり、またそのような試みを通じて、収入を得てもいるのである。

 服装の選択への支配は日常生活にとどまるものではない。このテロリストたちは、自らが指定した施設から服を買うよう、小中高生や大学生に義務づけてもいるのである。

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( 翻訳者:MSK )
( 記事ID:38617 )