「この臓器、売ります‥‥」—競売にかけられる身体(1)
2015年09月09日付 Jam-e Jam紙


【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ8〜9面:サミーン・チェラーギー】
 
 かつてであれば、通りを横切り、街の壁に貼られた臓器売買の広告を目にして、あなたは心を痛めていたことだろう。しかし今は「臓器売買のネット広告」に心の準備をしておく必要がある。これはネット・ジョークではない。今や電話番号やメールアドレスで連絡を取り、ご所望の品を言うだけで、ネットを通じて時計や服、カバン、靴や航空券に加えて、臓器も買えるのである!

体にあって売れるものなら何でも売ります!
 
こんにちは、私は27歳です。血液型はB+です。喫煙も飲酒もしません。ある問題が私の身に降りかかったため、肝臓と腎臓の一部を売ります。腎臓は3500万、肝臓は8000万トマーンです〔※日本円でそれぞれ、約117万円と約267万円〕。〔電話で〕連絡する前にSMS(ショートメッセージサービス)〔でメッセージ〕を下さい。では。

 これはバーチャル空間に記載されている、何千という広告のほんの一部である。臓器提供者たち、というよりむしろ、その名を「臓器売人たち」に変えねばならないだろうが、彼らはここのところ、自分たちの臓器をネットで売る動きに出ている。〔その一方で〕街中では、臓器販売の広告は減る傾向にある。

 もちろん、こうした中でブローカーや仲介業者らの役割を看過してはならない。ブローカーらはある人物から臓器を受け取り、別の人物にそれを受け渡す。彼らはその過程で荒稼ぎをしているというわけだ。

 あるブローカーは少し前に、次のように言っていた。

私の収入は変わりやすい。収入が月に1000万、さらには2000万トマーン〔※日本円でそれぞれ、約33万円と約66万円〕のときもあるが、今じゃ私の顔も多くの人に知られるようになって、お陰で売りたい人、買いたい人のリストは日々ふくらむ一方だよ。

つづく


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(翻訳者:IM)
(記事ID:38705)