「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(2)
2015年09月09日付 Jam-e Jam紙

 イランで〔臓器売買の〕ブローカー市場が熱くなって数年になる。かつて臓器の売人たちの数が指の数ほどだったとすれば、今では障害をきたしたあらゆる臓器について、簡単にその代わりとなるものを見つけられるようになっている。病気を治したければ、買い手と売り手もしくはブローカーの間で合意が得られればよいのだ。

 イラン透析・移植センター長はこれについて、かつて次のように述べたことがある。

イランにおける腎臓の闇取り引きは、臓器密売業者の汚れた手によって行われている。彼らはこれによって、大儲けができると考えている。臓器売買に関わる犯罪者や密売業者らを取り締まる必要がある。彼らは短期間に莫大な額を荒稼ぎしようとしているのである。


肝臓市場も過熱

 しかしこれで話が終わりではない。

 かつてなら「臓器移植」と聞けば、思わず腎臓の売買を連想したものだ。しかし今や競売にかけられているのは、もはや腎臓〔だけ〕ではないということを認める必要がある。肝臓、角膜、骨髄なども、臓器として売り出し中の品となっているのだ。

 なかでも肝臓売買の市場は過熱しており、「肝臓の売買が腎臓の代わりになっていることに注意」との警告が出されたほどである。

 売りに出されている肝臓の値段は他の臓器よりもずっと高価であるようだが、しかし実際のところ、肝臓移植は肝硬変もしくはA型肝炎という問題と闘っている患者に対して行われるものである〔ので、腎臓移植の代わりにはならない〕。この移植では、肝臓の半分が摘出される。

つづく


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(翻訳者:MSK)
(記事ID:38706)