「この臓器、売ります‥‥」―競売にかけられる身体(4)
2015年09月09日付 Jam-e Jam紙

臓器の売人曰く

 インターネットサイトに自らの体の一部を売る目的でメールアドレスを記載している数名の人物に、私はメッセージを送ってみた。そのうち、アミール・ホセインとモハンマドの2名だけが返事をくれた。

私はアミール・ホセイン35歳。血液型はO+。大量のお金を必要としているので、私の腎臓を1億トマーン〔※日本円で約333万円〕で売る用意があります。なお、手術費や手術前の試験費、外科手術費などの全費用は買い手が負担して下さい。実際に購入される場合はご連絡を。

 本文の終わりに書かれていたメールアドレスにメッセージを送ってみた。

こんにちは、アミール・ホセインさん。私はサミーラーです。私の方もとても急いでいます。腎臓が必要です。どうぞあなたの方の条件を教えてください。

 数時間後に返信が来た。

こんにちは。私の腎臓はとても健康です。これまで病気にかかったことはありません。金銭的な状況のために、仕方なくこうすることにしました。腎臓の値段は応相談です。会って話をすべきですね。

私も急ぎですので、腎臓を市場価格よりも低く売る用意があります。来週〔支払期限の来る〕手形があるので、腎臓を売らざるを得ません。血液型は何型ですか?医者からの紹介状はありますか?できるだけ早く連絡をとって会う約束をしたいので、あなたの番号を教えてください。

家がほしくて腎臓を売る人

 もう1人の腎臓提供希望者であるモハンマドは、次のように書いている。

こんにちは、モハンマドです。テヘラン出身の28歳です。問題が起きてしまったために、腎臓と肝臓の一部を売ります。お金が必要なのです。まず希望の臓器価格を教えてください。もしそれが私の希望に合うようだったら、私の方からあなたに連絡します。

つづく


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(翻訳者:YS)
(記事ID:38708)