「私は今、テヘラン大学の学生」~イランで教育を受けてきたあるアフガン人移民の話(4)
2015年09月21日付 Jam-e Jam紙

---不法滞在の外国人の子供たちにも〔イランの学校での〕教育が許可されるという、新たな法律のことは知っていますか。

ええ。とてもうれしい気持ちになりました。私自身、自主運営学校で学ぶことの大変さを経験しましたし、家族に滞在許可がないことが原因で勉強できない子供たちがいまだに多いことを知っているからです。彼らの状況が改善されればと思っています。

---今はテヘラン大学の学生ですか。

はい。統計学科の昼間部の学生です。私自身、勉強に熱心だったことも事実ですが、それでも私が大学に合格したのは、自主運営の大学試験対策授業で、私やその他の浪人生たちに授業をしてくれた同胞の人たちのおかげです。彼らの多くは、アミーレ・キャビール大学やシャリーフ工科大学の学生たちで、トップクラスの人たちです。私たち専用に物理や数学で骨を折ってくれました。

---昼間部の学生ということですが、大学での授業は無料ということですか。

いいえ。規則で、夜間部の学生の授業料が私たちにも割り当てられています。学費は各学期ごとに、およそ50万トマーン〔※日本円で約1万7千円〕です。

---大学では、勉強を続けるにあたって問題はありませんか。

私やその他の同胞がイランの大学で勉強するためには、パスポートの所持が必要です。大学が終わると、このパスポートは失効してしまいます。残念なことに、かなりの期間失効したままとなってしまい、私たちは再び不法移民とみなされてしまいます。働く権利も、住む権利もなく、イランを去らねばならなくなります。たくさんの人がこうした状況に直面して、アフガニスタンに帰国してしまいました。例えば、修士号を持っていたにもかかわらず、仕事が見つけられず、滞在許可もなかったために、アフガニスタンに帰国してしまった人を知っています。しかしそこでも4ヶ月ともたずに、もう一度イランに戻ってきてしまいました。その人は今、露天商をやっています。

---でも、あなたには滞在証があるんですよね。

滞在証はあります。でも、パスポートの取得後は、この滞在証は失効してしまいます。法律では、私たちが学ぶことのできる大学や学科は、多くありません。というのも、イラン〔の国家〕のために働く義務が生じる特定の学科に、イラン国籍でない者が入学するのは禁止されているからです。学科を選ぶときも、特定の条件や規則に注意しながら勉強する場所を選ぶ義務が、私たちには特別に課せられています。禁止地区のリストに挙げられた大学の学科を選ぶことも許されていません。たとえ試験に合格しても、この合格は無効とみなされ、登録してはくれないのです。


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(翻訳者:TM)
(記事ID:38775)