ジャンナティー「包括的共同作業計画に関する審議は終了/相手側が約束を反故にすることのないよう注意すべき」(2)
2015年10月16日付 Jam-e Jam 紙

 護憲評議会の書記を務めるジャンナティー師はさらに、次のように強調した。

私はJCPOA調査特別委員会にも感謝の意を表したい。同委員会の委員らはJCPOAの各側面について検討する過程で、多くの骨を折ってくれた。彼らの苦労が実を結んだのかどうかは、小生には関わりのないことだが、しかしJCPOA調査特別委員会の委員らの苦労はわれわれにとって感謝に値するものである。

※訳注:JCPOA調査特別委員会はJCPOAに批判的な保守強硬派の議員らが多くを占め、JCPOAに否定的な内容の報告書を提出していた。

 同師はさらに次のように付け加えた。

我々は〔JCPOAを結んだ〕相手側が約束を反故にする者たちであって、自らの結んだ約束や協定に忠実ではないということに注意を払うべきである。我々はJCPOAの実施にあたり5+1〔国連安保理常任理事国5ヵ国とドイツ〕が何をするのか、注視する必要がある。彼らは無数の口実を設けてくるだろうし、われわれが彼らを非難するのではなく、彼らがわれわれを非難してくるだろう。相手側が〔われわれに対して〕ちょっかいを出してくるための道は開かれたままだ〔※〕。それゆえ、十分に注意をする必要があるのである。

※訳注:核問題だけでなく、ミサイル開発問題や人権問題、ヒズブッラーやシリア・アサド体制との関係、イエメン問題‥‥など、さまざまな問題をめぐって、欧米諸国がイランを非難していることを指している。

つづく


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( 翻訳者:TKS )
( 記事ID:39092 )