革命最高指導者「アメリカとの交渉は百害あって一利なしゆえに禁止」(1)
2015年10月07日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】イスラーム革命最高指導者のアーヤットラー・ハーメネイー閣下は本日(水曜日)朝、イスラーム革命防衛隊海上部隊の司令官ならびに隊員らとの面会の中で、〔…〕「敵は国の責任者たちのアプローチに変化を生じさせ、一般民衆、特に若者らの考え方を変えようとしている。〔この事実に対し〕全員が意識を高め、目を見開いておく必要がある」と強調した。

 革命最高指導者事務所の広報サイトを引用する形でジャーメ・ジャム・オンラインが伝えたところによると、アーヤットラー・ハーメネイー閣下はこの面会の中で、海上の安全がもつ重要性について指摘した上で、「コーランの命ずるところによれば、備えとはつねに、敵に恐怖心を生じさせ、侵略する勇気を敵から奪うようなものでなければならない。というのも、もし土手の部分が侵入可能な状態にあれば、敵は〔気楽な気持ちで〕侵入してくるであろうからだ」と述べた。

〔…〕

 同師は続けて、〔中東〕地域に対して抑圧諸国が企てている危険な計画の数々に触れ、これらの列強は無辜の人々を殺戮するためにはどんなに危険で非人間的な装備・手段を用いることも躊躇しないだろうと強調した上で、「人権やら市民の権利やらを擁護しているという彼らの主張は現実とは異なるものであり、まったくもって中身がなく、ナンセンスである」と付け加えた。

 イスラーム革命最高指導者は抑圧諸国によって起こされた惨劇と、彼らの残忍・冷酷さの例として、アフガニスタンにおける病院への攻撃や、シリアやイラク、イエメン、パレスチナ、そしてバーレーンにおける人々の殺戮を挙げ、「今日世界における最大の危険とは、人権を主張する者たちの偽善・欺瞞であり、嘘である」と指摘した。

 同師は、国内ならびに〔中東〕地域で敵が失敗を重ねているのは、イスラーム共和国の革命的青年らの意識の高さと備え、そして堅い意志のおかげであり、また地域における同国の力強さのおかげであると強調した上で、「そうであるがゆえに、〔…〕アメリカがイランとの交渉を求めているのも、〔…〕〔イランおよび中東地域に〕影響力を浸透させることが狙いなのである」と指摘した。

つづく


Tweet
シェア


この記事のつづきはこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:39132 )