革命最高指導者「アメリカとの交渉は百害あって一利なしゆえに禁止」(2)
2015年10月07日付 Jam-e Jam紙

 イスラーム革命最高指導者は、このことがもつさまざまな側面や深みを理解しようとしない、国内にいる一部の軽率かつ安直な人々を批判した上で、「こうした軽率な者たちとは別に、社会のことなど何も考えない人たち、国益には何の関心も寄せない人たちというのもいるのである」と付け加えた。

 アーヤットラー・ハーメネイー閣下は、軽率かつ安直な人たちがアメリカとの交渉に関して一部の問題を提起していることに触れ、「このような人たちは、『アリー閣下もイマーム・ホセイン閣下も敵と交渉したではないか。なのに今、アメリカとの交渉に反対するのはどういうことか』などと言っている」と指摘した。

 同師はこの疑問に答える中で、次のように述べた。

イスラーム史ならびに国家の諸問題に関するこうした分析は、安直な考えの極致である。なぜなら、アリー閣下はズバイルと、ホセイン閣下はウマル・イブン・サアドと交渉をしたが、今日的な意味での交渉、つまり取り引きはしなかった。そうではなく、この二人の偉人は相手側を恫喝したのであり、神へ畏怖を説こうとしたのである。


※訳注:ズバイルはムハンマドの教友の一人であったが、後に初代イマーム・アリー(第4代カリフ)と対立して、ムハンマドの妻だったアーイシャおよびタルハと組んで反乱を起こした(ラクダの戦い)。ウマル・イブン・サアドはウマイヤ朝カリフ・ヤズィードの軍司令官として第3代イマーム・ホセインとカルバラーで戦った人物で、ホセインらを惨殺した。

 革命最高指導者はその上で、次のように述べた。

残念なことに、イラン・イスラーム共和国が大悪魔と交渉することを正当化するために、素人考えによって、こうしたことを新聞や演説、バーチャル空間などで吹聴している者たちがいる。しかしこれはまったくの見当違いなのである。

 アーヤットラー・ハーメネイー閣下は、ヨーロッパの国であれ、非ヨーロッパの国であれ、他国との話し合いの原則にイランは異を唱えているわけではないと強調した上で、「しかし、アメリカに関しては話は別である。なぜなら、アメリカの定義するイラン・イスラーム共和国との交渉とは、〔イラン内部に〕影響力を浸透させ、〔自らの意志をイランに〕強要するための道を開くものという意味だからである」と指摘した。

 同師はアメリカと反人間的なシオニスト勢力が協力・協調関係にあることを指摘した上で、「アメリカとの交渉は、国の経済・文化・政治・安全保障の各分野への〔アメリカの〕影響力浸透のための道筋を開くことを意味する」と強調した。

〔…〕

 アーヤットラー・ハーメネイー閣下はさらに、「アメリカとの交渉は禁止だ。なぜなら、この交渉は百害あって一利なしだからである」と述べた。

〔…〕

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(翻訳者:KND)
(記事ID:39133)