イランでは10件の「永続婚」に対し「一時婚」は2件(1)
2015年12月22日付 Mardomsalari紙
シーリーン・アフマドニヤー氏
シーリーン・アフマドニヤー氏

 イラン福祉庁の社会病理予防事務局の局長は、イランでは家族の構造や機能に変化が生じていると指摘した上で、国内では10件の「永続婚」に対し、「一時婚」が2件登録されていることを明らかにした。

※訳注:「永続婚」とは婚姻期間を定めずに結ばれ、離婚には一定の手続きが必要とされる結婚、いわゆる普通の結婚のこと。それに対し「一時婚」とは、男女の契約によって期限を定めて、「一時的に」成立した結婚のこと。「スィーゲ」あるいは「ムトア」とも呼ばれ、スンナ派のイスラーム法学では禁じられているが、シーア派法学では禁止されていない。イランでは婚姻契約によらない男女の自由な交渉を防ぎ、社会規範を保つ意義があると主張する論者がいる一方で、逆に売春の温床になっていると批判する人もいる。

 イラン学生通信(ISNA)の報道によると、シーリーン・アフマドニヤー局長は、「現在、我々は子供のいない夫婦や、独身のままであることを選択する人々、さらには『賃貸形態での結婚』などの現象に直面している。こうしたことは以前には見られなかったことだった」と述べた。

※訳注:「賃貸形態での結婚」あるいは「賃貸結婚」とは、「裕福な男性が1人目の妻と暮らしている家とは別のところに部屋を借り、(多くは一時婚契約を結んだ)2人目の妻(日本で言えば「妾」)をそこに住まわせる形での結婚」のことで、一時婚の一種であるとされる。

つづく


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(翻訳者:OKGW)
(記事ID:39596)