ミサイル演習「エグテダーレ・ヴェラーヤト」が終了(1)
2016年03月09日付 Iran 紙

【イラン紙2面】

ジャアファリー少将「国防力と国家安全保障は我々にとってのレッドラインだ」

 ミサイル演習「エグテダーレ・ヴェラーヤト」〔ヴェラーヤト(国家、統治)の力、の意〕の最終段階が昨朝、革命防衛隊総司令官出席の下、同宇宙航空部隊によって行なわれた。

 革命防衛隊広報総局が伝えたところによれば、ミサイル演習「エグテダーレ・ヴェラーヤト」の最終段階には、イスラーム革命防衛隊のモハンマド・アリー・ジャアファリー総司令官とアミール・アリー・ハージーザーデ同宇宙航空部隊司令官が出席した。

 この演習は、「一致団結し、心と言葉を共にすることで、永続的な力と安全を誇示しよう」とのスローガンの下、「抑止力」と「革命と体制、そして国土の一体性を脅かすいかなる脅威に対しても、イスラーム的イランは全面的な準備態勢が整っていること」を知らしめる目的で、国内各地の地下格納施設から複数の段階に分けて弾道ミサイルを発射する形で行なわれた。

 革命防衛隊総司令官は、ミサイル能力の向上が体制にとってのレッドライン(侵してはならない聖域)であると、国の責任者たちは認識してきたし、その点では見解が一致していると指摘した上で、次のように述べた。

我らが敵どもも、制裁を拡大させ、安全保障上の圧力をかけても、我らの能力向上には何ら影響を及ぼしてこなかったことを理解している。だからこそ、彼らは経済制裁を科すことで、ミサイル分野で我々を封じ込めようと画策しているのだ。

 イラン学生通信の報道によれば、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将は演習「エグテダーレ・ヴェラーヤト」の最終段階が行われている傍らで、「この演習を実施し、イスラーム的イランの各地から弾道ミサイルを発射することは、ミサイル関連の制裁を実行する際に敵どもが口にするたわごとへの断固たる応答だ」と述べ、さらに

演習『エグテダーレ・ヴェラーヤト』の実施によって、我らが敵どもは、国防力と国家安全保障は我らのレッドラインであること、そして我々がいかなる条件下でも、この問題について話し合うつもりがないことを悟ることになるだろう。

 と付け加えた。

〔‥‥〕

つづく


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( 翻訳者:PM )
( 記事ID:40106 )