ロシア爆撃機によるダーイシュの攻撃、ハメダーンの基地から出撃(1)
2016年08月17日付 Iran 紙

シャムハーニー「シリアにおけるイランとロシアの協力は戦略的なもの」

【イラン紙2面】イランとロシアはシリアにいる武装テロリストとの戦いにおける協力関係で、新たな段階に入った。両者は互いに新たな協定を結び、これにもとづきロシアは自身の保有する爆撃機を、ハメダーンにあるイランの空軍基地に配備した。そしてこれらの爆撃機は同基地から、シリアにあるダーイシュの陣地を攻撃したのである。

 国家安全保障最高評議会書記はこの新たな展開について説明する中で、テロとの戦いにおけるイラン・ロシア両政府の協力は戦略的なものだとの見方を示した。

 アリー・シャムハーニー書記はイラン国営通信とのインタビューの中で、イランとロシアが新たな協定を結び、ロシア軍機が我が国の領土内に配備されたことについて説明する中で、「シリアにおけるテロとの戦いに向けたイラン・ロシア両政府の協力関係は戦略的なものである。われわれはこの件で、〔互いのもつ〕能力やポテンシャルを取り交わしているところだ」と述べた。

 シャムハーニー氏はまた、「イランはいかなる見返りも期待することなく、テロとの戦いに巻き込まれている国々〔=シリア〕に対して、助言〔=軍事顧問の派遣〕を行っている」と強調した。

 同氏はさらに、イラン、ロシア、シリア、そして「抵抗戦線」〔※ヒズブッラーなどのこと〕の間で行われている建設的かつ大規模な協力は、テロリストらが置かれている状況を極めて困難なものにしており、この流れは新たな大規模オペレーションが開始されて、テロリストが完全に壊滅させられるまで継続されるだろうと言明した。

 シャムハーニー国家安全保障最高評議会書記がシリアにおけるイラン・ロシア両政府の協力関係について強調する中、ロシア・メディアはハメダーン空軍基地から飛び立った同国の爆撃機がテロ組織ダーイシュの陣地に対して攻撃を行ったことを報じた。

 ロシア・トゥデイの報道によると、ロシア国防省はロシアの戦略爆撃機をイランの重要空軍基地の一つであるハメダーンの「ノウジェ」空軍基地に配備する許可を同国に与える内容の合意文書が、イラン・ロシア両政府によって結ばれたと発表した。この協定により、ロシアの航空機はシリアにあるダーイシュの陣地を攻撃するのに、ハメダーンの空港を使用することが可能となった。

つづく


Tweet
シェア


この記事のつづきはこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:ST )
( 記事ID:41218 )