シリアの統一と領土の一体性を支持―モスクワでのイ露土外相会談の声明で強調(1)
2016年12月21日付 Iran 紙
【イラン紙2面】イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相、およびトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相は各国の国防相を交えて、昨日モスクワで協議を行った。しかし、その前日の夜にアンカラで起きたロシア大使殺害事件が、この会議に関する報道をかき消してしまう格好となった。
〔三者協議の〕参加国の外相らによるバイ会談も同時に行われたこの会議の結果、8項目からなる声明文が採択された。そこでは、アレッポ(ハラブ)での停戦の実施プロセス、シリア全土における民間人の自由な移動、ダーイシュやアン・ヌスラ線戦といったテロ組織との戦いに向けた堅い決意、およびこれらのテロ組織とその他の武装反対勢力の区別などについて、合意された。
イラン紙が伝えたところによると、3ヵ国の外相はこの会議の過程で、以下の問題について合意したとのことである。
1)イラン、ロシア、およびトルコは多民族かつ多宗教国家にして、いかなる宗派・組織にも偏らない民主主義的な国家としてのシリア・アラブ共和国の主権、独立、統一、ならびに領土の一体性を完全に支持することを強調する。
2)イラン、ロシア、およびトルコは、シリア紛争には軍事的な解決の道は存在しないということを確信する。3ヵ国は、この問題を国連安保理決議第2254号に則って解決しようとする試みの中で、国連が果たす役割を認めるものである。
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つづく
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( 翻訳者:KT )
( 記事ID:41903 )