ホッラムアーバードから5キロの場所で3人の子供と暮らすホームレス一家の生活(2)
2017年01月03日付 Jam-e Jam紙


 一家の息子2人と娘1人には、身分証明書の類が一切ない。そればかりか、生活環境の厳しさゆえに、これまで学校に通って授業を受けたこともない。

 一家の父親もゴミの収集によって、家族をやっと養っている状態だが、彼の労働条件も決してよいものとはいえず、彼の一家は依然として厳しい毎日を過ごしている。

 この一家の父親は、次のように述べている。

私たちは3年前から、こうした状況にあります。これまでに「イマーム・ホメイニー救済委員会」や福祉庁などの一部の生活保護機関は、私たちの生活のことを知ってはいるのですが、私たちの抱える問題をほんの少しでも解決するような施策を講じたことは、一度もありません。神のみが私たちの希望です。

 この一家の状況をロレスターン州の革命防衛隊に通報したところ、今朝、「ロレスターン州建設バスィージ」や「ロレスターン州学生バスィージ」〔‥‥〕などの関係者が彼らを訪問し、話し合いを行った。

 ロレスターン州学生バスィージ建設部門責任者のキャリーミー・ヴァーラー氏は、このような貧困問題が〔政府の〕責任者たちのすぐ目の前で起きていることは実に残念だと指摘した上で、次のように述べた。

ここ最近、〔政府の〕責任者たちは貧困問題を解決する代わりに、コンサートの許可を出すとか出さないとか、あれやこれやの集会を開く許可を出すとか出さないとかといった問題にかかずらっているように思われる。そうすることで、彼らは巨額の横領事件とか天文学的な報酬問題にフタをし、人々が求めていることをスローガンの上だけで追求して、行動によって実現させようとしないのである。〔‥‥〕

※訳注:「コンサートの許可」云々というのは、文化イスラーム指導省が出したコンサート開催の許可が、保守派の宗教指導者の反対によって取り消される事態が、ロウハーニー政権下でしばしば起きており、これをめぐって穏健派の政権と保守派の間で批判の応酬が起きていることを指している。「巨額の横領事件」とは、アフマディーネジャード政権下で起きた横領事件(石油輸出代金の着服など)のことで、本来はアフマディーネジャード前大統領とその周辺が批判されるべきことであるが、保守強硬派はむしろロウハーニー政権批判にこの問題を利用している。「天文学的な報酬問題」とは、2016年に発覚した、一部の公営企業の役員が莫大な報酬を得ていた問題で、保守派によるロウハーニー政権批判の格好のターゲットとなっている。

 なお、ロレスターン州革命防衛隊はロレスターン州学生バスィージ〔‥‥〕などと協力して、この恵まれない一家が抱える問題〔の解決〕に向けて動いているところだ。

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(翻訳者:KWD)
(記事ID:41983)