やめよう、ぼったくり―ぼったくりがイランのイメージに与える悪影響を考える(3)
2016年12月20日付 Iran紙

 プールファラジ氏は、次のように続ける。

全員がこうした商売をしているとは言いません。しかし、一部の人であったとしても、それだけで国の体面に傷をつけてしまうのです。なぜなら、こうした行為によって、信用が失われてしまうからです。私たちはイスラーム的な国に暮らしています。そこでは倫理的な原則を守ることが基本となっています。イスラーム社会でこうしたことが起きていいはずがありません。

外国人相手の観光業で重要な原則となっているのは、〔彼らに〕敬意を払うことと信用〔を維持すること〕です。私たちは可能なもっとも簡潔な方法で、料金表に従ってサービスを提供し、〔そうすることで〕観光客の信用を勝ち取るべきです。

イラン人たちはおもてなし精神と親切心で、世界でも有名です。そしてまさにこうした特長が、観光客を呼ぶことになるのです。もしぼったくりや観光客相手の詐欺で悪評を得るようなことになれば、信用失墜から簡単に抜け出すことはできなくなるでしょう。

ほんの少しでも問題が目に入ってしまえば、よい印象はすべて吹っ飛んでしまう、これは不変の事実です。あってはならないことですが、信用が失われてしまえば、たとえ現実的な料金でサービスを観光客に提供しても、客は心の底では、もしや実際の料金以上を支払っているのではないかと不安を感じてしまうのです。

だからこそ、〔イランに対する〕マイナスのイメージや不信を払拭するべく努力しなければならないのです。

ドルで受け取るか、それともリヤール?

 通貨単位をリヤールからトマーンに変更する政策は、何年も前に実施されねばならなかったはずのことである〔※〕。

※訳注:2016年12月、イラン政府は自国の通貨の名称を「リヤール」から「トマーン」に変更する方針を発表した。イラン通貨の正式名称は「リヤール」だが、実際の生活では「リヤール」の10倍の価値の「トマーン」で呼ばれる。例えば、1万リヤールは千トマーンと呼ばれ、商品には「1000」の値札が付いているが、実際に支払うときの紙幣には「リヤール」が記載されているため、1万リヤール札を支払う必要がある。このように、通貨の正式名称と通称が異なり、さらにその価値が10倍異なることが、多くの混乱をもたらしてきた。

 店に行って、ある商品のことを「これ何リヤール?」などと訊いたことが、これまでに何度あっただろうか?はっきり言って、ゼロである。また〔10,000トマーンとか100,000トマーンとかいった場合の〕「ゼロ」の数は時に混乱をもたらす原因となる。合計金額が大きい場合は、特にそうだ。この混乱は、外国人観光客にとっては、その度を増す。

※訳注:インフレや通貨下落の影響で、現在1ドルは約38,000リヤール。

 まさにこうした〔リヤールとトマーンの違いや、値段のゼロが多いことで起きる〕ミスが、ときに、例えば5千トマーンの商品に5万トマーンを支払ったり、あるいはイランではすべてが極めて高いと考えてしまったりする原因を作っている。そのため、外国人観光客らは受け取ったサービスに対し、ドルでの支払いを選ぶこともある。しかし、リヤールの代わりにドルを受け取るのは、サービス提供者にとって得なことなのだろうか!?

つづく


Tweet
シェア


この記事のつづきはこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:SS)
(記事ID:42086)