2キロにひとつ、ショッピングモール―イスタンブル
2017年10月25日付 Hurriyet 紙


イスタンブルのアナドル側路のカルタル・ジェヴィズリからユーラシアトンネルに伸びる16km線上では建設が全力で続いている。実際に大変な交通渋滞を抱えるこの地域ではわずか16kmの間に9つものショッピングモールが存在する。ホテル、病院、オフィス、住宅がある路線には、近いうちにフィキルテペの都市整備計画の完了でもって35,000戸の住宅がさらに加えられると予想されている。

イスタンブルの最も重大な障害の筆頭におそらく交通問題が挙げられる。連日、交通に要する時間は増加している。交通問題を解消するため、新たな道路、橋、トンネルが建設された。しかし問題はまったく解決されていない。専門家らは、新たな道路、橋またはトンネルによる問題解決が難しく、人口集中の明らかな地域で集中の抑制が必要であり、街をより広く使うことが条件であり、移住を減らすこともまた必要である、と述べた。

■16kmの道

しかし専門家の見解とは逆に、特にイスタンブルではすでに住宅、オフィス、ショッピングモールの集中が起こっている場所で新たな投資が高まっている。これもまた既存の交通がより増加する原因となっている。この問題の最新の例の一つはイスタンブルのアナドル側で生じている。イスタンブルの中で最も深刻な交通渋滞が生じる場所のひとつであるE5道がある路線上に計画が次々と実施されている。カルタル・ジェヴィズリ橋からユーラシアトンネルにまでのわずか16kmの線上に9つものショッピングモールがある。これらのうちの一部は長年この地でサービスを提供しているが、もうすぐ開店が計画されているものもある。路線上では一部のスポットで、一つのショッピングモールのすぐ横に別のショッピングモールが作られている。ショッピングモールだけではなく、当該の路線上には病院、住宅、オフィス、ビジネス・センターのような人口を集中させうる計画も作成されている。

■40分続く

朝8時30分にジェヴィズリから始まった我々の移動は、ユーラシアトンネルの入り口までわずか40分で完了することができた。16kmに渡って行った平均速度は16キロだった。平均で2kmに一軒ショッピングモールがある通過道で、完成した、または建設が続く計画を写真におさめた。重度の交通渋滞が生じる道では、ユーラシアトンネルに到達することは全く簡単ではなかった。イスタンブルで海峡を渡る時間を短縮することを目的としたユーラシアトンネルではいかなる交通渋滞もない一方で、トンネルへ至る道のりでは我々は大きな苦痛を味わうこととなった。

■フィキルテペだけでも35,000戸の住宅が完成予定

ジェヴィズリからユーラシアトンネルまでの16kmの路線上にはカルタル国立病院、ヤヴズ・スルタン・セリム病院、メディカル・パルクなどの3病院、ピアッツア、マルテペ・カルフール、ヒルタウン、コズヤタウ・カルフール、オプティムム、パラディウム、エマール、テペ・ナウティルス、アカスヤの9つのショッピングモール、アルジャン・バイ・ロターナ、デデマン、バイ・オテル、ヒルトン、マリオットの5個の5つ星ホテル、テュルクセル、ボーダフォン、サヒビンデン・ドットコム、ボッシュなどの大企業の一部本部、ルネサンス、DAP、タヒンジオールの住宅計画がある。これらのほか、この地域で人口増加が予想される他の要素は、フィキルテペで実現する都市計画である。当地域で建設作業が続く中、合計で35,000戸の住宅、2500の商業ユニットの建設が計画されている。

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( 翻訳者:山村 弥 )
( 記事ID:43661 )