ピスタチオ高騰、トルコ菓子協会抗議の生産停止
2018年05月12日付 Hurriyet紙


バクラヴァ・菓子職人連合(BAKTAD)は、ピスタチオの価格が210トルコリラ(TL)へ達したことにより、ピスタチオ製品の生産を停止し、この状況に抗議する決定を下したことを発表した。

BAKTAD会長のメフメト・ユルドゥルム氏は「バクラヴァ業界はラマザン月の消費者の利益を考慮し、値上げは行わない。しかし、ピスタチオの価格が承認できる水準になるまで、ピスタチオ入り製品の生産停止を考えている」と述べた。

ピスタチオの値上がりで、バクラヴァ業界は困難な状況に陥った。1キロあたり210TLに達した後、バクラヴァ生産者らはピスタチオ入り製品の生産停止する決定を下した。バクラヴァ生産者らは、この値上がりの原因は闇業者と投機業者のせいであると主張した。それによると、年始に生産者から1キロ60TLで買い付けられたピスタチオはストックされ、徐々に値を上げながら出荷されているという。

この問題に関して記者会見を開いたBAKTAD会長メフメト・ユルドゥルム氏は「バクラヴァ業界はラマザン月の消費者の利益を考慮し、値上げは行わない。しかし、ピスタチオの価格が承認できる水準になるまで、ピスタチオ入り製品の生産停止を考えている」と述べた。

ユルドゥルム氏は、今日高品質のピスタチオ入りバクラヴァの価格は1キロ70〜100TLの間で変動すると述べ、次のように続けた。「この価格差の理由を説明したい。2017年当初、60TLであったピスタチオ価格は、現時点で、付加価値税を含め210TLになった。通常この価格は70〜75TLでなければならない。この原因は、闇業者投機業者のせいである。2017年当初、投機業者は生産者から60TL前後で買い付けたピスタチオをストックし、少しずつ市場へ出した。これを徐々に値上げしながら売り始めた。ラマザン月が近づき、この価格は210TLとなった。」

■「投機業者は、300%の差額をポケットへ収めている」

この高騰で300%分の差額分、投機業者が儲かっていると話し、次のように述べた。「ここでは、木から収穫した農家も、店舗でピスタチオを売っている小売業者も利益を得なかった。間の300%の差額をポケットに入れているのは、闇業者と投機業者である。バクラヴァ部門業界で調査・監督のメカニズムがない状況があり、この隙間から利益を得ている闇業者と投機業者が市場で幅を利かす原因となっている。この状況で最も被害を受けるのは、ピスタチオ生産者、乾燥果物業者、バクラヴァ職人、ピスタチオを使用する他部門のメンバーである。それゆえ、消費者がこのしわ寄せを受けていることは明らかだ。この高騰は、許可制貯蔵制度がないこと、標準的・組織的な市場か確立されていないピスタチオ業界の市場において、考えられないような価格をつけるということが、完全に規制外にあるということのもとらす蛮勇から生み出されている。」

■「値上げもなし、ピスタチオもなし」

バクラヴァ業界は、この高騰にも関わらず、値上げは考えていないと述べたユルドゥルム氏は、こう付け加えた。「バクラヴァ業界はラマザン月の消費者の利益を考慮し、値上げは行わない。しかし、ピスタチオの価格が受け入れ可能な水準になるまで、ピスタチオ入り製品の生産停止を考えている。この値上がりの防止に関する関係省庁の支援を待っている。解決策として、部門業界で野放しとなっている値上がりを防止するため、ピスタチオ輸入への関税を引き下げ、自由化する必要がある。理に適った価格設定のため、関連組織全体がより強いイニシアチブを取らなければならない。」

■バクラヴァ業界はピスタチオの関税引き下げを要求

ピスタチオの価格を抑えるため、輸入の開始を主張したユルドゥルム氏は、次のように述べた。「不公平な競争、非合法な活動と闇売買をしている者を特定し、措置をとることと重い刑罰が必要である。肉の値段が上がった際は、家畜を輸入し値段を下げた。クルミとアーモンドの関税が引き下げられ、輸入が簡単になった。この手法をピスタチオにも適用してもらいたい。もし輸入されれば、我々は、ピスタチオは1キロ70リラまでさがると考えている。2017年以来、闇業者と投機業者の元へ42億2,500万TLほど入った。このお金は全てバクラヴァ業界から出たのと同様、消費者のポケットからも出ている。この金額の9割は帳簿に載らない金だ。通常、価格を正常化するためには認可制貯蔵制度と生産に対する援助が必要である。この問題を解決できなければ、国民的お菓子バクラヴァの生産が深刻に落ち込むだけでなく、雇用の消失も生じる。」
ユルドゥルム氏は、最後にこう締めくくった。「トルコでは1日の平均1,000トンのバクラヴァが生産されている。2017年は、2千万TL近くが輸出された。」

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(翻訳者:甲斐さゆみ)
(記事ID:44786)