トルコ産衣料品、問題は質の低下
2018年06月21日付 Cumhuriyet紙


輸出をけん引している部門の一つである繊維産業について、国内外のバイヤーグループが、トルコは質の良い製品から遠のいていることを強調し、「品質を戻すように」呼びかけた。

トルコの最も大きな産業のなかで、400憶ドル規模の衣料品部門の輸出を担うバイヤーグループは品質の低下に苦言を呈した。南アジアにあるバングラデシュ、ヨーロッパではポルトガルが台頭している衣料品や繊維製品において、今日まで迅速な生産や物流の利点といった点で好まれていたトルコ商品の品質が深刻なほど落ちていることに、世界的な大企業が注目している。そして、製品において15年前の品質水準に戻す必要があることも指摘された。バイヤーグループは「トルコでの製造者はより早く品質のよい製品をつくらなければ、買い手はなくなっていくだろう」と警告した。

■新しい文化条件

昨年170億ドルの輸出をおこない、5年以内にこの数字を250億ドルにすることを目指している衣料品部門に、国内外の小売業者から品質に関して苦言が呈された。キムテックスの支援でトルコアパレル協会(TGSD)が開いた今年5回目となる「今後の売買戦略と展望」会議においても質の悪い製品が波紋を呼んだ。LC Waikiki社のバイヤーであるシェノル・ダッル氏は、870店舗で販売している商品のうち、90%がトルコで生産されていることを説明し、「購入量を、売上高の20%から25%に上げる目標を掲げている。トルコの品質に関しては、我々が求めているレベルではない。今後2年の最も大きな問題は、品質を15年前のものに戻すということだ。トルコの衣料品において、新しい文化をつくりだす必要がある。」と述べた。

■ライバルの登場

H&Mヨーロッパ支社長のセルカン・タンカ氏は、世界で4千800もの店舗を所有していることを明かし、トルコで1から3%の拡大を目標としているが、品質の点から、競争力を失っていることを述べた。タンカ氏は、「トルコは残念なことに品質においてライバル国を上回っていない。かつて店で最も品質のよい製品はトルコのものであったが、今は違う。基礎を失ってしまった今、イメージも悪くなっている。」と述べた。Colvetaトルコ支社長のハイレッティン・ウイサル氏は、トルコから3500万ユーロの買い付けをおこなっていることを説明し、「品質は昔に比べて落ちた。生地の到着が遅いことが、品質管理を通過してしまう原因になっている。素早い生産が必要だ。」と述べた。Varner社のトルコ支社長ジェンク・イェルリカヤ氏はトルコ支社が5000万から6000万ユーロの買い付けをおこなったことを強調し、品質の問題について歩調を合わせて対策されていないことを述べた。そしてこの点において布地から染め、最後の過程に至るまで一緒に行動し解決していく必要がある。また、品質が落ちると価格も下がり、利益にも悪影響を及ぼしていると話した。

■適切な奨励策が講じられる

トルコアパレル協会会長ハディ・カラス氏は、衣料品部門の5年間の戦略活動計画で170億ドル規模の衣料品の輸出を250億ドルにあげることを目標にしていると述べた。衣料品の輸出が世界の成長率に追いついた状態でこの数字を簡単に達成できるであろうことを述べたカラス氏は、「セクターに注目すると、2番目3番目世代は建築部門へ進んでいる。ほかのセクターに人材が移動している。イタリアは今日衣料品で世界のリーダーである。私たちは彼らより更に進んでいるがゆえにこのセクターを放置しているとでもいうのか。必要のない支援については言及していない。」と話した。カラス氏は、適切な奨励策を求めていると述べた。Spring Nearのシャファク・クプク氏は為替の上昇により輸出が有利と見られていたにも関わらず、変動から深刻な影響を受けたと話し、「品質の話において、生産者に動揺が見受けられることやセクター全体の不安定性といった問題に取り組んでいく必要がある」とコメントした。

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(翻訳者:庄原茉美)
(記事ID:44961)