自宅軟禁のブルンソン牧師、憲法裁判所に提訴
2018年10月03日付 Cumhuriyet紙


アメリカ人のアンドリュー・クレイグ・ブルンソン神父の弁護士イスマイル・ジェム・ハラヴルト氏が憲法裁判所(AYM)に提訴した。

アメリカ-トルコ間の外交危機の原因となっている現在イズミルで自宅軟禁されているアンドリュー・クレイグ・ブルンソン神父は弁護士を介し、AYMに提訴した。提訴の嘆願書ではブルンソン氏の自宅軟禁の解除を要求している。嘆願書には他に同氏の出国禁止、旅行の自由が侵害されている旨が記されており、さらにこの米国籍の神父の情報を提供した匿名の目撃者Dua氏がイェニドウシュ教会に通い、そこで人々に詐欺行為を働いたために追放された人物であると主張している。

ブルンソン神父の弁護士ハラヴルト氏は10月12日のイズミルでの審理に出廷する予定であり、昨日AYMに代理人として提訴した。嘆願書にはブルンソン氏が現在、憲法第19条に記載されている「個人の自由および安全の権利」と「人権と基本的自由の保護のための条約」第5条の「自由と安全の権利」が侵害されていることが訴えられている。また同氏が2016年10月7日に逮捕され勾留の身となってから2018年7月25日に自宅軟禁及び国外移動の禁止を課されて釈放されたことを指摘しており、逮捕から2年近くが経過していると述べられている。

嘆願書では「ブルンソン氏の逮捕及びその後の自宅軟禁の判決は適法ではなく、また妥当な期間をも超えている。同氏の自由がこのような形で制限されることについて許容されうるいかなる法的根拠も、妥当な理由も存在しない。自由が制限されることは全くもって法に反しており、その期間も『人権と基本的自由の保護のための条約』に反し、適法とされる期間を超えている」と訴えている。

■自宅軟禁は違法

嘆願書では憲法第19条よりブルンソン氏の個人の自由と安全の権利が侵害されていることについて次のように述べられている。「依頼人たる被告が長期間自由を奪われ、その後に自宅軟禁の身で司法の監視を受けていることは、個人の自由の権利の明白な侵害である。依頼人である被告は無罪であるにも関わらずおよそ2年も自由を剥奪されたままである。我々の提訴の後も自宅軟禁および国外移動の禁止の判決が出たことは法律に反している。被告が自宅軟禁に服さねばならないいかなる証拠も存在していない。自宅軟禁の判決が下されるには十分な容疑がなければならない。すべての関連捜査資料の中で依頼人たる被告が十分な容疑が存在すると主張することは不可能である。」

■匿名の目撃者は詐欺師

嘆願書ではブルンソン氏が起訴状において「組織の一員でないが、国の極秘文書を軍事及び政治スパイの目的で入手した」罪に問われたことに言及し、「この罪状の情報源であるDuaという名前の匿名の目撃者は依頼人の務める教会のメンバーではない。遥か過去にイェニドウシュ教会に通っていたが、そこで人々に詐欺行為を働いたために追放された人物である」と述べられている。

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(翻訳者:市野太音)
(記事ID:45477)