チャナッカレの歴史博物館、間違いだらけ
2019年01月20日付 Cumhuriyet紙


改修作業に数百万リラを投じている歴史的なアナドル・ハミディイェ要塞の博物館コーナーに何十件もの誤表記があることが発覚した。

共和人民党(CHP)のムハッレム・エルケキ副党首は、約4000万トルコリラを投じて改修された、歴史あるチャナッカレのアナドル・ハミディイェ要塞の博物館コーナーには多数の誤記があり、事実とは異なる情報を展示していると議会で指摘した。同博物館では、兵士の制服から史実に至るまで膨大な誤情報が溢れ、「トルコ女性は凄腕の狙撃手」といったような事実と異なる説明までみられる。

CHPのムハッレム・エルケキ副党首は、議会提出した質問事項のなかで、数百万リラを投じて改修作業を進めたチャナッカレのアナドル・ハミディイェ要塞の、博物館として利用されている箇所に展示されている史実誤記についてトルコ大国民議会で議題にした。エルケキ副党首は、1892年に建造された要塞は改修作業を経て2018年11月に一般公開されたと説明し、博物館には容認しがたい誤記があると指摘した。CHPのエルケキ副党首は、トルコで唯一の公式チャナッカレ戦史収集家であるセイト・アフメト・スライ氏が発見した誤記を質問内で次のように羅列した。

-展示されているフランス軍、オーストラリア・ニュージーランド軍(ANZAC)、トルコ軍の制服はすべて誤り

-博物館に歴史学者たちが真実ではないといっているのもかかわらず、「トルコ女性狙撃手」「ガス攻撃に対し軍を守った英雄犬」の写真(があり、それら)は偽物

- 写真コーナーでヤクプ・セヴギ将校として、セイト・アフメト・スライ氏が原本を所有しているベヒチ・エルキンの写真が展示されている

-写真コーナーで、地雷部隊ナズミ・ベイ司令官(アクプナル出身)ではなくナズミ・ソロク将校の写真が展示されている

-1919年11月19日、国民戦線初期にニーデ-ボルで殉職した(サッカーの)フェネルバフチェの選手だったアリフがチャナッカレで殉職したように書かれている

-機雷艦ヌスレトが機雷射撃をおこなったのは3月8日だが3月17日~18日と書かれている

-民兵指揮官トパル・オスマンの写真がチャナッカレで任務をこなした将校のように展示されているほか、多くの司令官の名前と写真がごちゃごちゃになっている

■「誤情報は誰か監督したのか?」

CHPのエルケキ副党首は、博物館の誤展示に関してトルコ文化観光相メフメト・ヌリ・エルソイ大臣に以下のように質問し回答を求めた。

「質問申し上げた要塞の改修はどのような企業が担ったのか 博物館コーナーも同じ企業がつくったのか? 展示物の監督を担当した企業はどこで、担当者あるいは担当者たちはだれか?殉職者の記憶とトルコ共和国の第一歩を書き記した地に、不敬ともいえるような誤記があるのはインターネットや検索エンジンでも用いてチェックしたからか?前述したような不正確かつ説明のつかない誤記に対し、なんらかの調査は行われてきたのか?」

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:46133)