シリア政権の「第一の失敗」としての経済的失策(5)
2022年02月06日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シリアの失敗…第一に存在するのは経済の失敗

【スーリーヤ・ネット】

また回答が得られない一連の質問群のすべては、昨今シリア経済を支配している高等諸機関に、絶対的窮地から抜け出す手段を教えないことに寄与した。こうした高等諸機関はグローバル・コミュニケーションや報道機関、自動車から電子機器に至るまで、全ての経済部門を牛耳っている。しかしもはや電力が存在しなくなった国家において、テレビを換装し車を買い替えることができるシリア人など、少数を除いて存在するのだろうか。

レバノンの崩壊に際限はないが、同様にシリアの崩壊にも際限はない。レバノンがイランによる占領に苦しんでいる間、シリアは一度に5種類の占領に苦しんでいる。今日シリアが到達した場所は、同国の、国民に奉仕する国家としての枠組みから、パレスチナ問題の商売化を行う者への協力を行う国家への変容に帰するものである。パレスチナにおけるこの商売により、ゴラン高原は1967年にイスラエル占領政体のもとに堕ち、これこそが、今日シリアが到達している惨状全てに向けての序曲としての出来事であった。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:47049 )