コロナで外出自粛、酒類消費増える
2020年04月19日付 Cumhuriyet紙

研究によると、世界中で新型コロナウイルスの流行によってアルコールの消費量の増加が見られるという。WHOをはじめとする専門家らは、アルコールが免疫システムに悪影響を及ぼすと警告している。

世界の多くの場所で新型コロナウイルスの流行を制御するための外出制限が消費習慣に大きな変化をもたらしており、特にアルコールの消費が増加傾向にあることが示されている。

世界保健機関(WHO)は、アルコールの消費量の増加と、それによる人間の免疫システム弱体化を警告した。WHOは各国政府に、外出制限が続く期間、アルコール消費量の削減に向けた取り組みを行うよう呼びかけた。

市場調査を行うニールセン社によると、アメリカではアルコール消費が55%増加したという。イギリスで行われた調査によると、回答者の21%はこの(外出制限の)期間により多くアルコールを消費するようになったと答えた。同調査では、回答者の35%がアルコール消費を減らしたか、または完全に絶ったことも明らかにされた。

アルコール離脱中の人々を本にまとめているブロガーで作家のクレア・プーリー氏は、この時期に人々のアルコール消費量が増加する背景には「とても多くの原因」があると述べた。

プーリー氏は、この問題についてBBCで語り、「アルコールと過剰不安状態の間には密接な関係がある。長期間ストレスにさらされると、何かを1杯飲む必要があると考えるようになる。今の状況においても、人々は自動的に『通常ならグラスを手元に置かないが、世界的なパンデミックの只中にいるのだから』と考えうる」と述べた。

■「一部の人々の現状への対処法」

プーリー氏は、自身が5年前にアルコールを断っており、この時期は実はアルコール消費を終わらせるためのよい口実にもなりうると述べた。

プーリー氏は、「アルコールは、同時に免疫系も弱める。この時期に、精神的にも身体的にも最良の状態を保ちたいと思うのは非常に自然なことだ」と話した。

(イギリスの)オープン大学のクレア・ロストン保健学上級講師も、人々が現在非常に深刻なストレスの下に置かれており、アルコールは人をよい気分にさせるドーパミンの分泌と、より快適な睡眠につくことをサポートすると述べた。

ロストン氏は、「これは、一部の人々の現状への対処法だ。睡眠を得ることが必要な時期を過ごしていて、グラス1杯のワインかビールを求めている」と述べた。

■新型コロナウイルスは消費習慣を変え始めた

新型コロナウイルスの流行は、アルコールだけではなく、消費習慣全体も変え始めた。

(インドの)コンサルティング会社、ワジール・アドバイザーズ社が行った調査は、EUとアメリカで既製服部門が2020年に3000億ドル縮小すると見られると示している。

アメリカで行われた各調査でも、旅行に係る支出が減少したものの、健康に関する支出とアルコール消費は増加していることが明らかになっている。

ショッピングモール、バー、レストランもこの状況下において、損害を被っている業種の1つだ。
しかし、小売り部門でも、医薬品の販売においては増加が記録されている。

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:48919)