レバノン:国内の製造業団体が産業復興策の早期実施を要請(1)
2020年05月15日付 al-Mudun 紙


■製造業者ら「我々の資金を放出せよ」(1)

【本紙】

ファーディー・ジュマイエル氏が組合長を務めるレバノン製造業者協会の理事会は、「産業大臣による『製造業部門活性化』計画を実行に移す必要がある。時間という要素は経済状況一般、特に製造業部門の発展のためには決定的な要素の一つだからだ」と強調した。

また、理事会は再度以下のように指摘した。「製造業者の資金を放出するための行動を起こす必要がある。工場にとって最も必要な物資の確保が目的で、これは3カ月以上前からレバノン中央銀行が我々に約束していたことだ。また、そのためには製造業者に1億ドルを保証すべく即時かつ直接緩和措置を行うよう指導することも必要である。特に、銀行は先の例と同様未だに中央銀行から発出されたいくつかの通知の適用を開始していない。ちなみに、その通知とは5年間金利ゼロでの融資によって、ここ3カ月間の従業員の給与や賃金の補填を保証することに関するものだ。…この枠組みや通知の内容の適用に関する動きは大多数の銀行の裁量に任されたままだ。」

さらに、理事会は声明の中で次のように評価した。「銀行監督委員会のサミール・ハムード委員長の立場は、法的側面から融資に関わる通知を適用する必要性に焦点を当てただけでなく、そういった融資が銀行に還元されるという側面、特に銀行の顧客や融資、そして国民の預金を保護するという側面に、さらにはこの困難な状況に対する国家の責任にも焦点を当てたものだ。」

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( 翻訳者:佐藤竣介 )
( 記事ID:49121 )