レバノン:国内の製造業団体が産業復興策の早期実施を要請(2)
2020年05月15日付 al-Mudun 紙


■製造業者ら「我々の資金を放出せよ」(2)

【本紙】

また、理事会は次のように続けた。「この苦難に加えて、燃料危機、特に重油製品不足の危機がやって来た。これが負担を増やし、製造業部門全体はほとんど麻痺状態となった。多くの企業や製造組織は生産停止や完全閉鎖の恐れがある。燃料不足の結果我々の工場が停止し、原料を購入するための1億ドルの額の融資を受けるられない、ということが許されるだろうか。我々から燃料や石油製品が奪われ、その一方で、関係者が発表した数字に従えばそのうちの補助金価格で40億ドル相当がレバノン国外に流出しているというのは妥当なことだろうか。」

そして、理事会は次のような見方を示した。「コロナの大流行は数カ月もの間、部分的、あるいは全面的な停滞を否応なしに工場にもたらし、すべての製造業者は政府、産業省、保健省が課したあらゆる措置に従った。一方で、我々は関係者や責任者に対して、食品部門や製薬部門といった(操業停止措置の)例外部門以外に分類された工場多くにも稼働と生産を強いることを真剣に考えるよう求めた。これは、予防や衛生のための措置や基準に従いながら工場が操業できることをはっきりさせて、それらの工場が国外への輸出契約を結び、義務を果たし、彼らの市場を守るためだ。」


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( 翻訳者:佐藤竣介 )
( 記事ID:49179 )