レバノン:大量の硝酸アンモニウムはどこから?(1)
2020年08月05日付 その他紙


■硝酸アンモニウムはどのようにしてレバノンに持ち込まれたのか、当時の当局の責任者は誰だったのか

首都ベイルートを襲った大規模爆発の原因究明が始まっている。種々のストーリーが語られているものの、確かなのは爆発が起きたのは硝酸アンモニウムが保管されていた12番倉庫であったということだけである。一体どのようにしてこれほど大量の硝酸アンモニウムが港に運び込まれたのか。当時の関係当局の責任者は誰だったのか。

遡って2013年、航海と船舶分野を専門とするウェブサイトShiparrestedによれば、同年9月23日モルドバ船籍の商船ロサス号は、2750トンの硝酸アンモニウムを積載してジョージアのバトゥミ港からモザンビークのベイラへ向けて航行していたという。しかしその途上で技術的な問題が発生したため、船はベイルート港への寄港を余儀なくされ、入港時に港湾当局の検査を受けたところ、出港を禁止された。

同サイトによれば、船長と4人の船員を除いたほとんどの船員は本国へ送還されたという。その後まもなく、用船主と運航会社は積荷への興味を失ったため、船主はロサス号を放棄した。多くの債権者が同船に対する要望を提出し、同船の抑留を行う3つの令状が発行されたが、船主、用船主、荷主から支払いを受けようにも連絡がとれなかった。また、船長と残っていた船員らは船内で物資や食料不足の危機にさらされ、さらに悪いことに、入国制限のために船内に留まらざるを得なかった。


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(翻訳者:下宮杏奈)
(記事ID:49708)