レバノン:大量の硝酸アンモニウムはどこから?(2)
2020年08月05日付 その他紙


■硝酸アンモニウムはどのようにしてレバノンに持ち込まれたのか、当時の当局の責任者は誰だったのか

同サイトは、法的な面では、船員らを本国に送還するための外交努力がなされたものの功を奏さず、船員らはその後、拘束されている船員の法律問題の追跡を専門とする外国の報道機関に連絡をとり、助けを求めたという。そしてこれに基づき、バルーディー・アンド・アソシエイツ(Baroudi and Associates)弁護士事務所がベイルートの緊急案件を担当する裁判官に要望を提出し、船員を下船させ本国に送還を許可する令状の発行を求めた。なお、同弁護士事務所は、レバノン憲法ならびに人権および個人の自由に関する国際条約によって保護される個人の自由を侵害していることを根拠としてこの要請を行ったという。また、船内でなお保管されている積荷の危険性を理由に、船員のさらされている差し迫った危険が強調されていた。

その際裁判官は、港湾当局とロサス号の仲介業者に対し弁護士らの要求にコメントするよう呼びかけた。最終的に弁護士らの要求は認められ、裁判官は船員の下船と本国への送還に必要な許可を出すよう命じた。また、硝酸アンモニウムを船内で保管することに伴う危険があるため、ベイルート港の港湾当局は港の倉庫にロサス号の積荷を下ろした上で、船と積荷は港に留め置かれ競売または然るべき処置を待っていた。

過去に遡ると、当時の当局で責任を負っていた人物は首相のナジーブ・ミーカーティー氏、運輸相のガーズィー・アリーディー氏、そして税関局長のシャフィーク・ミルイー氏(いずれも当時)であったことが明らかになっている。

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(翻訳者:下宮杏奈)
(記事ID:49709)